【ソプラノサックス&打楽器】チャクララッタ 

この曲は宮本妥子(打楽器・マリンバ)と陣内亜紀子(サクソフォーン)のDUOリサイタルのために作曲しました。

お二人それぞれに滋賀で共演させていただいたことがあり、今回の作曲依頼をとても楽しみに引き受けさせていただきました。


 (たぶんぼくの打楽器アンサンブル曲「恋人たちのスウィーツ」のような)あたたかいメロディと、(「バリ島からの幻想曲」のような)激しいリズムをもった曲を、と依頼されました。
 シンプルそうでいながら案外複雑に絡み合ったり、物憂げだったり、どこかの民族音楽ふうだったり、ポップだったり、陽気だったり、と、フィボナッチ数列を使いながらも、全5楽章を緊密ながらとても緩い感じで構成してあります。


 ちなみに、「チャクララッタ」には、特に意味はありません。
 しかし、調べてみたらサンスクリット語で「チャクラ」とは「円、車輪」を意味するとのこと、回り回るイメージを一つ持ちました。が、奏者がぐるぐる回るわけではありません。
(2014年12月26日 宮本妥子×陣内亜紀子DUOリサイタル ライナーノートより)

 

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