伊藤康英のあれやこれやをお知らせするブログです。

ホルスト、でました。

発売日を数日フライングして、バンドジャーナル8月号が届きました。

ホルストの第1組曲、われながらなかなか凝ったものを作ったなあと思っています。オススメです。

今回の楽譜のおもしろさをあれやこれやと語り始めると長くなるので、この付録楽譜をとにかく見ていただきたいのですが、たとえば注目すべき点の一つとして、8,9ページ(練習番号B)の、16分音符で動く木管が、スコアの上で大変美しいラインを描いている。なぜかというと、このスコアは、ホルストが配列したそのままになっているから。

そんなところにも注目してみてください。

ちなみに、すでにいろいろなところで取り上げられているようです。

バンドパワー

ブレーンPLUS

CLASSICA

ARTES*MUSIC INFO

この研究成果を少し反映させて、今度の洗足の吹奏楽のコンサートをやります。

http://www.senzoku.ac.jp/music/concert/2010/program_1007/0721.html

また、7月25日には、詳しい研究発表会を行う予定。またお知らせします。

Written by ITO Yasuhide

7 月 9th, 2010 at 3:48 pm

Posted in 未分類

ホルストの第1組曲

そういえば今日7月2日は、吹奏楽の巨匠、故・フレデリック・フェネル氏の誕生日だったなあ、とか、そのフェネルさんは、このホルストの第1組曲をこよなく愛していたなあ、とか、全曲の初録音を行ったのもフェネルさんだったなあ、などとさまざまなことに思いを馳せつつ。

5月中旬に、ロンドンの大英図書館にこのホルストの第1組曲の手書き譜の検証に出かけ、それに基づいて「伊藤康英校訂版」を作成しつつあります。

このあと、7月10日発売の『バンドジャーナル』誌8月号付録楽譜を皮切りに、隔月で3回にわたり全曲のスコアと解説、校訂報告、ピアノ・スコアに基づく楽曲分析をお届けします。

これまでに、1921年の初版、48年版、84年コリン・マシューズ版、05年フレデリック・フェネル版と、各種の楽譜が出版されていますが、手書きを元にしたとうたうコリン・マシューズ版でさえも、オリジナルの形とは大きく異なっており、今回の「伊藤康英校訂版」は、もっともオリジナルに近いものをみなさんにお見せすることとしました。

読み応えのある内容になりましたので、是非ご覧下さい。

Written by ITO Yasuhide

7 月 2nd, 2010 at 8:34 am

Posted in お知らせ

イトーミュージック移転しました。

・・・とは言っても、ほんの100メートルほど動いただけです。

dscf4890

今度は小さな商店街の中にあります。

お隣はコンビニ。その隣が薬局。

向かいは(この写真にさりげなく写っていますが)、居酒屋です。

dscf4889
狭い事務所ですが、明るくて快適です。

直接事務所にお越しいただくこともできそうです。

これからもよろしくお願いします。

dscf4901

商店街のみなさんから、お花をいただきました。

Written by ITO Yasuhide

7 月 1st, 2010 at 5:48 pm

Posted in お知らせ

中田喜直の四季

30日の日曜日、シエナWOと神奈川県立弥栄高校の合唱によるぼくの新編曲「中田喜直の四季」の初演は、大成功。シエナのサウンドの美しさと弥栄高校の合唱の、100名以上ながら済んだ響きのハーモニーとの絶妙なバランス感でした。

当日の司会の富樫鉄火さんによるコメントがBand Powerに。

Written by ITO Yasuhide

6 月 1st, 2010 at 12:03 pm

Posted in 未分類

イギリスなど。

先週は、イギリスに行ってきました。(どうしたわけか、海外からこのブログを更新しようとすると、どうにもうまくつながらない)。

ロンドンの、大英図書館で、ホルストの第1組曲の、ホルスト自身の手書き譜を見てきたのです。この成果は、洗足でも実際に音にして研究発表をしようと思うのですが、バンドジャーナルの付録楽譜としてスコアを出版します。

7月10日発売号に第1楽章、それから隔月で第2楽章、第3楽章。さまざまな版の違いも明らかにし、校訂報告もつけます。

いやはや、このところこれが楽しくて楽しくて。今まで使っていた楽譜と、おや、こんなところが違うぞ!など、気がつくところがたくさん。是非お楽しみに。

さて、明日(5月30日)は、グリーンホール相模大野でシエナ・ウィンド・オーケストラの演奏会。ぼくが新しく編曲して、ミュージック・エイトから出版した「中田喜直の四季」という、そのままずばり、中田喜直さんのメロディに基づく曲で、合唱と吹奏楽のためのもの。合唱と吹奏楽というのは、何しろバランスが難しくて、その点でかなり苦労をしたのだけど、きょうの練習、とてもうまくいきました。明日が楽しみです。

ところで余談ながら、昨日、発売初日にiPadを求めて来ました。

普段、ノートパソコンを持ち歩いているけれど、少々重いのと、いつでもwi-fiが得られるわけではない不満があり、一方、携帯からメールを打つのは厄介だし画面が見づらい、というわけで、その中間に位置するこのiPadに大いに期待をしていたのでした。なるほど、これは限りない可能性を秘めた器械だと思う。音楽関係でも利用価値は高いんじゃないかな。

Written by ITO Yasuhide

5 月 29th, 2010 at 11:24 pm

いろいろとお知らせ

長らく更新していなかったので、いろいろとお知らせやご報告があります。
■4月10日、おおみや市民吹奏楽団のコンサートに出かけました。
台湾管楽団(臺灣管樂團)との合同のコンサート。
3月に台湾に行った際に、拙作「ぐるりよざ」を練習しているとのことで、このバンドの指導をしてきました。台湾などのバンドでは、こういった市民バンドに、プロ、あるいはセミプロが加わっているということもあり、大変に優れたバンドです。この日のコンサートでも、「ぐるりよざ」はなかなかの迫力の演奏、(おまけにこのあと、Johann de MeijのExtreme Makeoverをやるという元気ぶり!
今後要注目のバンドです。
ちなみに、おおみや市民吹奏楽団も、年齢層豊かなすばらしいバンド。さすが、秋山紀夫氏のバンドとあって、暖かい雰囲気のいいバンドです。日本のcommunity bandの一つの理想の姿があるような気がします。
■4月14日、ぐるぐるピアノ講座(カワイ名古屋)。
おかげさまで大盛況でした。その模様はこちらに。
ここの会場は、表参道のカワイのパウゼと似ており、100名弱入るすばらしいサロン。いつかここでコンサートをやりたいものです。
使用ピアノは、「Shigeru Kawai」。ぼくの高校の同窓会長も務められたことがある河合滋氏自身の名を冠したもの。大変にすばらしい楽器で、好きなピアノの一つです。
■4月18日、サクソフォーンの田村真寛くんのリサイタル(トッパン・ホール)。
全曲クラシックの名曲からの編曲というプログラムの中で、バッハの管弦楽組曲第3番の序曲の編曲を作りました。ソプラノ・サクソフォーンとチェロとピアノという編成。バッハの当時存在していた楽器がチェロだけという編成への編曲。おまけに、(今後、サクソフォーンとピアノだけでも演奏したいと目論んだか)、チェロはなくても演奏できるようにとの依頼には、かなり苦労しましたが、たとえばストラヴィンスキーの「イタリア組曲」のようなイメージで作ってみました。かなりおもしろいものになりました。
楽譜もお分けできますよ。itomusicにお問い合わせください。
このコンサートでは、個人的には、フィガロの結婚の序曲が案外おもしろかった。
またメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲は、原曲に増してのエキサイティングな演奏が興味深かった。
■4月25日は、洗足での、吹奏楽コンクール課題曲クリニック
9時40分から14時半までは作曲者とのトークを担当し、15時からは前田ホールでコンサート。ここでも延々とトークをしました。
その模様は、YouTubeにアップされちゃっています。
■4月27日、ぼくが担当する洗足のグリーン・タイ ウィンド・アンサンブル(GWE)の授業にダグラス・ボストック氏に来ていただきました。
7月21日のコンサートの指揮をお願いしてあります。ふつうじゃああまり見られないプログラムを組みました。
このことはまた改めて書きます。
■4月28日は、城西大学附属城西中・高等学校の音楽鑑賞会
2000人弱のキャパシティを誇る東京芸術劇場のような広いところでは、普段やっているような室内楽や声楽曲では手に余るように感じたところもありますが、自分の音楽を思いっきりアピールしてきました。普通の高校の鑑賞教室とはあえて意識を変えたコンサートにしてみました。
個人的には、3台のピアノでのぐるぐるピアノ(ずいぶんと走った走った!)、体力を消耗したけれど、なかなかおもしろかった。このコンサートのために作った3台ピアノ用の「主よ、人の望みの喜びよ」(バッハ作曲)なぞは、いい編曲ができたなあと思っています。もちろん楽譜お分けします。
また、The Piano Racersの3台ピアノ版も作りました。(YouTubeには、昨年演奏したピアノ2台16手版があります。)
ところで、このところ、ミュージックエイト社からの依頼で、吹奏楽と合唱のための編曲を作っていました。「中田喜直の四季」他です。締め切り大幅遅れで迷惑かけています。
今は、7月出版予定の新しい「ぐるぐるピアノ」を執筆中。今度のタイトルは「ぽんぽんぐるぐるピアノ」(!!)。
さて来週はイギリスに行ってきます。なぜかはまたお知らせします。
では。

Written by ITO Yasuhide

5 月 12th, 2010 at 11:06 am

愛的巧克力

Now I’m editing my ‘Cioccolata d’amore’ for clarinet, bassoon and piano. And I’ll give to my friends in Taiwan this afternoon.

I’m going to the joint concert of Omiya civic band inviting Taiwan Wind Ensemble (conductor Chou, Wen-Wen) performing my ‘Gloriosa’.

I met TWE last month in Taiwan and the concert mistress asked me about the repartoire for clarinet and bassoon. And I remember I’d ever arranged my ‘Cioccolata d’amore’ for this instrumentation.

I’m very happy many people like this melody.

Maybe I continue to write for many other instruments including band version.

Available piano and band version here.

And please ask about sheet music to ItoMusic.

今、「チョコレート・ダモーレ」の、クラリネットとファゴットとピアノのヴァージョンに手を入れているところです。午後のコンサートで、台湾のバンドの人にプレゼント。

ちなみに、中国語で「チョコレート・ダモーレ」のことを、「愛的巧克力」(アイタチョコリー)といいます。

Written by ITO Yasuhide

4 月 10th, 2010 at 9:28 am

Posted in お知らせ, 楽譜

全日本吹奏楽コンクール課題曲クリニック(洗足)

昨年度から、洗足での「全日本吹奏楽コンクール課題曲クリニック」の企画をやっています。いくつかのセミナーを設け、一日がかりの、かなり充実したクリニックにしました。

その中でぼくは、「作曲者と語ろう楽曲分析」というコーナーを朝から行い、最後の全曲コンサートでは司会も務めます。

Written by ITO Yasuhide

4 月 3rd, 2010 at 8:24 pm

Posted in お知らせ

音楽鑑賞会

長男が通う高校の、音楽鑑賞会の仕事。4月28日13時半開演。

歌(4名)とピアノ(3台)と管楽器と打楽器のアンサンブル(8名)という多種にわたる贅沢な編成、そして贅沢なホール(東京芸術劇場)を得て、ぼくの作品を中心としたコンサートをやります。

もともとこの高校は、地域と密着しており、こういう鑑賞会でも、保護者だけではなく、地域の方々にも来ていただけるようになっています。

少々遠くても大丈夫。是非御来場ください。

100428josai

チラシのデザインは、「キックオフ!」のデザインを手掛けてくれた、クドウとモコさん。とても贅沢なチラシ。これも子供の同級生つながりです。

Written by ITO Yasuhide

4 月 2nd, 2010 at 11:31 pm

Posted in コンサート

バッハをサクソフォーンで。

田村真寛くんに頼まれていた編曲がようやくできあがりました。

田村くんは、何年か前に、芸大でぼくのソルフェージュのクラスにいたことがあるサクソフォーン奏者。クラス在籍中に管打楽器コンクールで優勝していました。去年10月には初めて共演しています。

ところで、おお、この編曲はこのコンサートで演奏するのだな。

バッハの管弦楽組曲第3番の序曲をサクソフォーンとチェロ(オプション)とピアノ用に編曲。

これが案外苦労しまして、バッハのこの手の作品は、たいがい4声体で動いている。サクソフォーンに1パートとして、残りをオプション扱いのチェロとピアノにどう割り当てるか、おまけにチェロはなくても演奏できるようにとのこと。

何を考えて依頼してきたのだろうと思うのですが、なかなかダイナミックで面白いものができあがりました。

楽譜も、なるべく早くにみなさんにお分けできるようにしたいです。

ーーーーー

ところで、きょうは紀尾井ホールで娘のピアノをきいてきました。なかなかうまく弾いてました。とっても緊張。娘も、だけど、ぼくも。

Written by ITO Yasuhide

3 月 28th, 2010 at 11:06 pm