オーボエ・ソナタ
3月10日発売予定 予約注文はこちらから
「調性有り、引用無し、サン=サーンスやプーランクなどの系譜を継ぐソナタを」と、熱く熱く委嘱の声をかけられたのは、2014年の暮れのことだった。
作曲家にとって「ソナタ」とは、特に室内楽の分野にあって、自身の力量を世に問うものとして重要な意味があった。また楽器奏者たちにとっても大切なレパートリーだ。が、変貌甚だしい現在にあって、ソナタがどれだけ必要とされているのだろうか。今は、軽めの音楽であるとか、映画音楽ふう、劇音楽ふう、はたまたゲーム音楽ふうの、映像を伴う音楽が好まれるきらいがある。
西洋音楽は、ある一定の時間を音のみで構築する芸術だと思っている。そしてその豊穣な世界は、「ソナタ」無くしては語れまい。
(初演プログラムノートより)
2月17日(金)宮村和宏オーボエリサイタル
日時:2017年2月17日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:ヤマハホール
入場料:一般 3,500円(当日 4,000円)
学生 2,500円(当日 3,000円)
出演者:宮村和宏(オーボエ)
鈴木優人(ピアノ)、長岡聡季(ヴァイオリン)
吉田篤(ヴィオラ)、朝吹元(チェロ)
プログラム:W.A.モーツァルト / オーボエ四重奏曲 K.370
望月京 / 青い森にて
伊藤康英 / 委嘱新作初演