吹奏楽作品

小編成作品

グリーンスリーヴスの主題による幻想曲

Title:Fantasia on Greensleeves

作曲年月日:2017年 11月 21日
編成:Picc. 3Fl. 3Ob . EH. 3B♭Cl. B-Cl. 3Bsn. Double Bsn. 2S-Sax. T-Sax. Bar-Sax. 4Hrn. 3Cb
演奏時間:6:00 (約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート 2017年12月12日、洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウインドアンサンブル演奏会にて初演(指揮:ダグラス・ボストック)。
初演のプログラムのボストック氏による解説を引用する。

「グリーンスリーヴス」ほどイングランドと深く結びついているメロディーはないといっても過言ではあるまい。愛をうたった民謡で、16世紀末に由来する。興味深いことにこのメロディーは英国の軍楽隊によっても用いられた。16~17世紀にはスロー・マーチとして、第一次世界大戦中にはクイック・マーチとして奏され、兵士たちは祖国を懐かしんだことだろう。今夜の特別なプログラムのために、伊藤康英はこのメロディーを用いて新しい作品を書き下ろしてくれた。(翻訳:後藤菜穂子)
初演データ (初演日)2017年12月12日
(初演者)グリーンタイ・ウィンド・アンサンブル
(初演場所)前田ホール
バンドのためのトッカータ

Title:Toccata for Band

作曲年月日:2015年 12月 29日
編成:Flute 1&2(2nd also Piccolo), Oboe(Option), Bassoon(Option), Bb Clarinet 1, Bb Clarinet 2, Bb Bass Clarinet, Eb Alto Saxophone, Bb Tenor Saxophone, Eb Baritone Saxophone, F Horn 1&2, Bb Trumpet 1&2, Trombone 1&2, Euphonium, Tuba, String Bass(Option), Percussion 1(Timpani,Suspended Cymbal,2 Tom-tom drums), Percussion 2(Glockenspiel,Xylophone,Snare Drum,Tom-tom drum)
演奏時間:5:40 (約)

出版社:ロケットミュージック
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プログラムノート つい最近、フランク・エリクソン作曲の「バンドのためのトッカータ」のフル・スコアが手に入った。中学当時、一つ上の先輩が吹奏楽部を作って活動をはじめ、その最初のころに演奏した曲だ。ごく単純なシンコペーションですらもリズムがとれず、苦労してリハーサルしていたことを思い出す。 

  ピアノ曲には初心者向きにも優れた教材がたくさんある。シューマンの「子供のためのアルバム」なんぞは、一見易しく、子供向きに見えるが、内容はかなり高度なものも含んだ素晴らしい曲集である。ブルクミュラーとても、なかなか気が利いた教材であり、古くから愛好されている。 一方、吹奏楽には優れた教材が少ないように思う。(だからぼくは吹奏楽の作曲を始めたのだが)。 

  そんな中、往時は、アメリカの優れた教材をこぞって演奏したものだった。演奏したことがある曲で、個人的に気に入っていたのは、マクベスの「モザイク」と、エリクソンの「バンドのためのトッカータ」。なかなかよくできた曲である。しかし残念ながらこれらの作品はコンクールで取り上げられているのを見たことはないのだが。 ところで、エリクソン著の「バンドのための編曲法」は、ぼくが30歳くらいの頃に翻訳して出版した。なにかとエリクソンとは縁があったのだろうか。そして今、手に入れたばかりの「バンドのためのトッカータ」のスコアを懐かしく眺めている。シンプルながらやはりよくできている。 

  さて、今の子供たちへの好個な教材になるようにと願って、あえて同じ題名を借りて作品を書いた。ピアノの世界で言ったら、ブルクミュラー程度の作品だと思う。しかしこの中に、動機の展開、各種の旋法、転調の面白さといった作曲技法のちょっとした楽しみやら、リズムのエチュード、ハーモニーのエチュード、それからメロディーを美しく歌うエチュード、など、様々な要素を織り込んでみた。 

  コンクールで取り上げるかどうかはさておき、ちょっと懐かしいサウンドがするこの作品を、是非一度、教材として扱っていただければ、この上ない喜びである。 
CDタイトル:究極の吹奏楽 ~小編成コンクール vol.3?
レーベル・CD番号:
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献呈 (シューマン作曲)

副題:歌曲集『ミルテの花』より
Title:Widmung (by R. Schumann)
Subtitle:"Myrthen" Op.25-1

原作者:R.シューマン
作曲年月日:2015年 5月
編成:2Fl. 2B♭Cl. B-Cl. A-Sax. T-Sax. Bar-Sax. 2Hrn. 2Cornet. 2Trb. Euph. Tub. Timp. 2Percoptional: Piccolo 2Oboes 2Basoon Contrabass
演奏時間:3:10(約)

初演データ (初演日)2015年6月24日
(初演者)洗足学園音楽大学グリーン・タイ・ウィンド・アンサンブル (指揮:藤岡幸夫)
(初演場所)洗足学園前田ホール
小さな森のラ・フォリア 

副題:吹奏楽のための幻想曲
Title:La Follia nel Bosco
Subtitle:Fantasia for Wind Ensemble

作曲年月日:2013年 12月
演奏時間:6:20(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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プログラムノート 「ラ・フォリア(la folia〔ポルトガル語〕あるいはla follia〔イタリア語〕)」とは、「狂気の」という意味が示すように、もともとは非常にテンポの速い、イベリア半島起源とされる3拍子系の舞踏。17世紀になると、落ち着いた性格のものとなり、特定の固執低音(バッソ・オスティナート)に基づく変奏曲形式がとられるようになった。
 コレッリ(A.Corelli)の「ソナタ」(作品5-12)や、リスト(F.Liszt)の「スペイン狂詩曲」、ラフマニノフ(S.Rakhmaninov)の「コレッリの主題による変奏曲」など、様々な作曲家がフォリアを題材にした作品を書いている。
 この「ラ・フォリア」を題材に、2013年3月に、東京佼成ウインドオーケストラからの委嘱作品を書き上げた。「ラ・フォリア?吹奏楽のための小協奏曲」である。これは、プロフェッショナルのバンド用の、きわめて難易度の高い作品である一方、同じ要素を用いてコンパクトにまとめて2013年12月に書き上げたのがこの作品。東京都練馬区立開進第三中学校吹奏楽部委嘱。題名の「小さな森」は、吹奏楽部のメンバーがこの曲のイメージを話し合って付けたもの。2014年夏のコンクールの小編成部門にて初演された。
 題名の欧文はイタリア語。Lorenzo Della Fonteさんの協力を得た。
 中学生のために書いた作品とは言え、音楽的な内容はかなり充実させたので、勉強する箇所はかなりたくさんあるだろう。もちろん、大人向きにも手応えのある作品となっている。全体は自由な変奏曲になっており、和声も自由に変化させているが、概ね練習番号に沿って変奏が進んでいく。
 小編成作品なので、理想としては、各パート1人ずつ(ただしクラリネットは各2)で、管楽器は計24人となる。
 スコア中には書かれていないが、オーボエとバスーンを加えることができる。
 また、第3クラリネット、第3ホルン、第3トランペットがなくても演奏できる(その場合の管楽器の最小演奏者数は18名となる)。
 打楽器が多数使用されているが、括弧付の箇所を省くことで、6名で演奏できる。さらに工夫することで人数を減らすこともできるだろう。
 こういった小編成ながら最大限の音色を作り出せるように、オーケストレイションにはかなり工夫を凝らした。どの楽器がどこと絡み合っているか、スコアをよく研究して演奏に臨みたい。
 一方、金管楽器を倍管にし、それに応じて木管の人数も増やした大編成での演奏も可能である。その場合、練習番号6では、ユーフォニアムのパートをトロンボーンで重ねると効果的である。
初演データ (初演日)2014年8月4日
(初演者)練馬区立開進第三中学校吹奏楽部
(初演場所)府中の森芸術劇場ウィーンホール
CDタイトル:ブレーン・コンクール・レパートリーVol.3 ヴィクトーリア
レーベル・CD番号:ブレーン /BOCD-7390
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シンガポールの散歩道

Title:Jalan-jalan di Singapora
Subtitle:Singapore Walkabaout March

作曲年月日:2012年 7月
演奏時間:3:30(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
楽譜備考: 
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プログラムノート シンガポールは活気あふれる街だ。近代的なビルが立ち並ぶ一方、中国やインドやマレーの文化などがここかしこに点在する。それを、陽気なマーチに仕立てたのがこの曲である。タイトルはマレー語。「ジャラン・ジャラン・ディ・シンガプーラ」と読む。

このマーチの最後には、「シンガプーラ・ク(Singapura-ku)」というシンガポールのメロディを使った。(練習番号Gより)。またDからとFからは、2005年に作曲した「シンガポール・シンフォニー(Sinfonia Singaporiana)」の第2楽章のメロディを引用している。
短いながらこのマーチにはさまざまな音楽が現れる。それこそがこのシンガポールの街を象徴するものではないだろうか。

シンガポール吹奏楽指導者協会より委嘱を受け、同協会に献呈。2012年シンガポールでのAPBDA(環太平洋吹奏楽会議)の第17回大会のオープニング・セレモニーにおいて、作曲者の指揮、NYWO(シンガポール青少年吹奏楽団)により初演。
初演データ (初演日)2012年7月25 日
(初演者)シンガポール青少年吹奏楽団 指揮:伊藤康英
委嘱者 シンガポール吹奏楽指導者協会
響 ~音楽ができるよろこび~

Title:HIBIKI Joy of Music

作曲年月日:2008年 6月 10日
編成:Fl. Cl. B-Cl. A-Sax. T-Sax. B-Sax. Hrn. Trp. Trb. Euph. Tub. Perc. (Option) Picc.  Ob. Bsn. St.Bass
演奏時間:6:00(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
楽譜備考: 
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プログラムノート 私の長男が通っていた近所の中学校は、生徒数も少なく、吹奏楽部員もわずか26名だった。その26人全員から、こんな曲が演奏したいという希望を書いてもらって作曲。そしてこの題名も彼らが考えたものだ。楽器を持って演奏することが嬉しくて仕方がない。だから「音楽の喜び」とか「音楽をする喜び」とかではなく、「音楽ができる喜び」なのだ。
  2008年の東京都中学校吹奏楽コンクールにて初演。銀賞という結果ながら彼らの表情は輝いていた。
初演データ (初演日)2008年8月
(初演者)練馬区立豊玉第二中学校吹奏楽部
(初演場所)練馬文化センター
CDタイトル: ブレーン・コンクール・レパートリーVol.1 優しい花たちへ 風のらぷそでぃ
レーベル・CD番号:Brain Music/BOCD-7356
CD備考:
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アニュス・デイ

Title:Agnus Dei

作曲年月日:2005年
編成:Fl.(Picc.). B♭Cl. A-Sax. Hrn. Cornet. Euph. Trp. Tub. Mallets. Vocal
演奏時間:3:00(約)

初演データ (初演日)2005年
(初演者)マジカル・サウンズ
Get well, Maestro

副題:元気になってマエストロ
Title:Get well, Maestro

作詞者:伊藤康英
作曲年月日:2002年 04月 10日
編成:Picc. Fl. Ob. Bn. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Euph. Tub. Cb. Timp. Perc. Vocal
演奏時間:3:00(約)

プログラムノート 2002年4月、東京佼成ウインドオーケストラのアジアツアーは、フレデリック・フェネル(2014-2004)氏の指揮で予定されていた。ところが、リハーサル前日の4月7日、マエストロは成田空港に降り立ってこなかった。病気で入院されたとのこと。夜に一本の電話が鳴り、私が同団の指揮台に立つこととなった。翌朝のリハーサルで、私の前にはスコアの山が積まれた。一方、マエストロの快復を祈るため、小さな歌を作ることをリハーサル二日目に提案した。そして、4月10日未明に作曲し、11日に、秋川きららホールでの同団のコンサートで初演。翌週のシンガポール、マカオ、台中、台北のアジアツアーにても私の指揮と歌で演奏した。
 それがこの歌。「元気になって、マエストロ」という意味。歌詞は、「Get well, Maestro」とか「Let’s play together」といったシンプルな英語。
 フェネルさんの没後10年がたち、フェネルを知る人も少なくなってきた。が、現在でも東京佼成ウインドオーケストラの掛冠指揮者の名が冠せられているフェネルさんの、日本の吹奏楽の発展に大きく寄与した功績を折につけ思い起こしてほしいと考え、ここに上梓するに至った。
 あるいはこのシンプルなメロディーに、みなさん自由に歌詞を付けて歌ってくれてもいい。
 病に伏せている人たちの快復を祈って歌うのもよい。
 希望に向かう応援歌でもよい。
 なお、歌う場合は、A(前奏)?B(一番)?C(二番)?D(間奏)?E(三番)?F(四番)?G(間奏)?H(五番あるいは一番の繰り返し)となります。同じメロディーが繰り返されるので、適宜カットを入れても構いません。
 前半部は、木管を中心としたハーモニーの美しさを心がけて、後半は、テンポの遅いマーチのイメージで勇壮に。
 テンポのメトロノーム指示はしていませんが、中庸のテンポが良いでしょう。Hからテンポを変えることも可能です。
 オプション楽器は設定していませんが、小編成でも演奏可能です。(伊藤康英)

初演データ (初演日)2002年4月11日
(初演者)東京佼成ウインドオーケストラ(指揮:伊藤康英)
(初演場所)秋川きららホール
委嘱者 東京佼成ウインドオーケストラ
威風堂々より -金管合奏のために- (エルガー作曲) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

Title:From "Pomp and circumstance" for brass ensemble (By E. Elgar) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

原作者:Edward Elgar
作曲年月日:2001年 1月 20日
編成:3Cornet. Hrn. Trb. Euph. Perc

管楽器のための《古典組曲》

副題:1.タンゴ風アルマンド 2.シャコンヌ風サラバンド 3.ハバネラ風ガヴォット 4.サパテアード風ジーグ
Title:A la Suite Classique, for Wind Ensemble
Subtitle:1.Allemande en forme de Tango 2.Sarabande en forme de Chaconne 3.Gavotte en forme de Habanera 4.Gigue en forme de Zapateado 

作曲年月日:1996年 02月 13日
編成:Fl. Picc(2nd.Fl). 3BbCl. 2ASax. TSax. 2Hrn. 2Trp. 2Trb. Euph. Tub. Timp. Perc. (Option. Ob. Bn. EbCl. AltoCl. BassCl. BarSax. 3&4Hrn. 3rdTrp. 3rdTrb. St.Bass.)使用打楽器  Perc 1. (Timp. S.D. Sus.Cym. B.D. Cast.) Prec 2. (Glock. Tamb.) Perc 3. (Marimba. Vib. Xylo. Chimes.)
演奏時間:9:00(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート   いわゆる「古典組曲」をご存じだろうか。バッハの「フランス組曲」や、「パルティータ」などが名作として知られるが、言ってみれば「舞曲集」である。当時流行した舞曲や、もう踊られなくなったレトロな舞曲が一堂に会するものだ(さらに、全体はすべて同じ調で統一されたり、主題が似通っていることなどにより、変奏曲の一種とも解することができる)。それを現代に置き換え、あるいは新しい舞曲をを取り込み、あるいはパロディ化したものが、私の「古典組曲」である。したがって、なんだか新しくて古めかしいような作品になった。
アルマンドは16世紀から17世紀初頭にかけて踊られた、ゆるやかな2拍子系のドイツの舞曲だが、これにタンゴ風のリズムと出会わせ、第1楽章では軽快かつメロディックに歌う。縦横に流れるメロディを円滑に、そして変拍子の面白さを生かして演奏したい。
 サラバンドは17~18世紀にヨーロッパで流行した3拍子系のゆっくりとした舞曲。第2楽章では、これにシャコンヌの和声様式を合わせた。真面目に重たげに始まるが、次第にポップな趣が加わってくる、そんな演奏をしたい。
 ガヴォットは2分の2拍子の中庸のテンポで、アウフタクトを特徴とする17世紀のフランス舞曲。第3楽章では、これにハバネラ風のリズムが顔を出す。ウィンド・アンサンブルならではの薄いオーケストレイションと、不意に訪れる転調を楽しみたい。
 ジーグは16世紀イギリスで流行した活発な舞曲。第4楽章ではこれをスペインのサパテアードという速い8分の6拍子の舞曲風にした。時折現れるパロディなどを、生き生きとしたリズムの中で楽しみたい。
フランス語のタイトルでは「古典組曲ふうに」という意味になるが、「a la suite」は「次々と」とも訳される。したがって、「古典風に次々と」といったニュアンスをも持つことになろう。
なお、編成は小編成吹奏楽用(吹奏楽コンクール課題曲の、私の編成と同一)である。小編成ならではの身軽さが楽しい、そんな作品が出来上がった。(BJ1996年5月号曲目解説/伊藤康英)
初演データ (初演日)1996年04月21日
(初演者)フェスティバル・ウィンド・オーケストラ 指揮:伊藤康英(海外初演)<BR> 尚美ウィンド・オーケストラ(日本吹奏楽学会主催「伊藤康英の世界」)指揮:伊藤康英(日本初演)
(初演場所)カリフォルニア工科大学バンドフェスティバル
備考 原曲はユーフォニアム4本とアコーディオンのために作曲。その後ピアノ連弾にも編曲。本来は7つの楽章から成るが、吹奏楽編曲に際し、これを4つの楽章に減らした。ピアノ連弾版、フルートとピアノ版、ユーフォニアムとピアノ版あり。
管楽器のためのソナタ

Title:Sonata Classica, for Wind Emsembule

作曲年月日:1995年 08月
編成:Picc. Fl. 6B♭Cl. 2A-Sax. T-Sax. 2Hrn. 2Trp. 2Trb. Euph. Tub. Timp. 3Perc使用打楽器  Timp. Perc 1.(S.D. Sus.Cym. Tom. B.D,) Perc 2(Glock. Xylo. Triangle. )
演奏時間:6:00(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート   西洋音楽、殊に古典的な音楽を構成する上で最も美しい形式はソナタ形式である、と私は思う。さらにフーガのような多声部の音楽もまた、西洋音楽の大きな実りである。それらを取り入れてこの曲を書いた。したがって、演奏に際してはソナタ形式とフーガについてよく研究されたい。
この作品の「課題曲」たる所以は、まさにそこにある。
●編成について
 各パート一人ずつ(ただしクラリネットは二人ずつ)での演奏が、作曲者の意図する理想的な編成である。したがって、演奏には木管セクション11人、金管セクション8人、打楽器3人(できれば4人)、計22~23人を要する。
 
委嘱者 全日本吹奏楽連盟(1996年度吹奏楽コンクール課題曲)
備考 コンデンススコア(ピアノ連弾版)あり。
CDタイトル:全日本吹奏楽コンクール課題曲~参考演奏
レーベル・CD番号:全日本吹奏楽連盟(東芝EMI PCDZ1432)
CD備考:
日本サッカーの歌 (坂本龍一作曲)

Title:The Japanese Soccer Anthem (by Sakamoto, Ryuichi)

原作者:坂本龍一
作曲年月日:1994年
編成:2Fl. Picc. Ob. Bsn. EbCl. 3BbCl. A.Cl. B.Cl. Asax. Tsax. Bsax. 4Hrn. 3Trp. Euph. Trb. Tub. Cb. Timp. Perc.アルト・クラリネットとファゴットは省略可。オーボエも省略して、小編成に対応することもできる.
演奏時間:5:00(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
楽譜備考: 
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プログラムノート ●「日本サッカーの歌について」(1994年12月15日初版の解説)
 坂本龍一氏がこの「日本サッカーの歌」のメロディを書いた。
 西暦2002年にワールドカップを日本に招致しようという、そのためにである。そして、今後、サッカーを愛するすべての人たちに歌ってもらいたいとのこと。近く、歌詞が付せられるだろう。そのあかつきには、この吹奏楽譜とともに、さあ、高らかに歌おうではないか!
 演奏に際しては、以下のことに注意していただきたい。

 ○トランペット・パート、特に第一奏者は、C管やピッコロ・トランペットなどを使って、明るく仕上げるとより効果的である。
 ○打楽器は4人で演奏可能だが、持ち替えが困難である。適宜分担しての演奏をおすすめする。
 ○アルト・クラリネットとファゴットは省略可。オーボエも省略して、小編成に対応することもできる。
 ○全曲の構成は以下の通り。
 前奏に続き、練習番号13からメロディ、そして41からがいわゆるサビ。間奏をはさんでメロディが繰り返され、最後にサビの部分が半音上がってリフレインされて後奏となる。音楽をより効果的に盛り上げるために、オーケストレーションを毎回変え、そして、テンポも次第に加速するように編曲した。したがって一気に全曲を演奏し通してほしい。
 
備考 日本サッカー協会の委嘱で坂本隆一氏が作曲し、吹奏楽編曲を伊藤康英が担当。この吹奏楽版は、現在でも、天皇杯全日本サッカー選手権大会の式典などで演奏されている。
CDタイトル:「ぐるりよざ」伊藤康英作品集
レーベル・CD番号:ブレーン / BOCD-7402
CD備考:
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管楽器のための《古典幻想曲》

Title:Fantasia Classica, for Wind Ensemble

作曲年月日:1992年 12月 27日
編成:2Fl(Picc). 6BbCl. 2ASax. TSax. 2Hrn. 2Trp. 2Trb. Euph. Tub. Timp. Perc. (option: Ob. Fg.BassCl. BarSax. St.Bass.)使用打楽器  Timp. Triangle. Tambarine. Sus cym. Glocken. Xylophone. S.D. B.D.
演奏時間:7:00(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
楽譜備考: 
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プログラムノート  少人数の管楽合奏も結構充実した音がするものだ、と思い、この作品は初級バンドむきの小編成作品となった。吹奏楽のスコアをわずか10段で書いてしまい、ふざけている、と思われるかもしれないが、オーケストレーションのテクニックとしては、あまり細かく分けない方がかえってよく鳴るのである。
最低22人で演奏することができるが、初演のシンシナティのバンドは60人程度であった。また「初級向き」と書いたが、あくまでそれは技術的なことである。難解な曲ではないが、音楽表現としてはさしずめ「中級の上」としておこう。(解説:伊藤康英)

 昨年のある県での吹奏楽コンクールの小編成部門。審査員をしていた私は、15人で出場したあるバンドの演奏に感銘を受け、そのようなバンドのために何か書きたいと思った。音域を限定し、技術的、音楽的には決して難しくなく、私自身、いろいろな仕掛けを楽しみながらこの曲を作曲した。
  曲の構成は次の通り。
  冒頭はシャコンヌ風に始まり、上声部ではカノンが形作られる。[25]からの低音の音階は、ヴェルディの「4つの宗教的小品」の「謎の音階」の引用である。[40]からのアレグロはソナタ形式。[49]からの第1主題のベースには冒頭のシャコンヌ主題が流れている。第2主題は[73]から。これはシャコンヌ主題の縮小型。[92]からは自由な経過的な展開部。[123]より再現部。[155]よりシャコンヌ主題によるフーガ。[191]での主題の重なり方に注意。[207]からは冒頭の再現。[239]からはコーダ。
  演奏に際してはまず、一人一人が綿密な楽曲分析をし、自分の役割を認識してほしい。編成は基本的には各パート1人(クラリネットは2人)であるが、バランスを調整しながら人数を増やしてもよい。またオプション楽器は必要に応じて加えることができる。大編成のバンドでは、人数を減らし、アンサンブルの練習に活用してほしい。
  テンポには融通を持たせたが、それぞれのテンポの関連に注意のこと。特に[92]は遅くならないように。冒頭もあまり遅くしすぎると全体のバランスが崩れる。また、無意味なアゴーギグをつけ過ぎないように。たとえばバッハの作品では、基本的にはテンポは変えないというのと同じように、この曲でも、ハッタリなどで演奏をごまかさず、むしろ、細部に磨きをかけ、この対位法的小品を楽しんでもらいたい。
  この曲を全国の小編成バンドに捧げる。
(出版譜「作曲者のことば」より) 
初演データ (初演日)1993年05月17日
(初演者)シンシナティ大学吹奏楽団 指揮:伊藤康英指揮
(初演場所)「日本吹奏楽指導者クリニック ’93」
委嘱者 日本バンドクリニック委員会
備考 サクソフォーン八重奏編曲あり。
CDタイトル: 2013 新曲コンサート 埼玉県・楽曲研修会【2枚組】
レーベル・CD番号: ブレーン/OSBR-29035
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