管・弦・打楽器作品

トロンボーン (トロンボーンを含む)

低音楽器(ユーフォニアム、トロンボーン、チューバ)四重奏のための 3つの民謡(ホルスト作曲)

Title:Three Folksongs for Bass Clef Instruments Quartet (by G. Holst) [Euphonium, Trombone, Tuba]

原作者:Gustav Holst
作曲年月日:2015年
演奏時間:8:00(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート ホルスト作曲の《第2組曲》では、さまざまな民謡が用いられている。それらの民謡をホルストは、別の機会に無伴奏合唱に編曲している。その民謡集から編曲したのがこの曲集である。

ユーフォニアム4、あるいはユーフォニアム3とテューバ1、ユーフォアニム2とテューバ2、あるいはトロンボーン4など、さまざまな形態で演奏可能である。

〈鍛冶屋の歌〉は、吹奏楽の《第2組曲》とほぼ同じである。
〈恋人を愛する〉は、吹奏楽版ではメロディが2回繰り返されたのみで終わるが、合唱版は6番からなっており、失われた恋人が戻ってくるまでのストーリーが描かれる。途中のAnimatoやVivaceの部分では、かなりテンポを上げることができる。
〈スワンシー・タウン〉は、吹奏楽に出てくるメロディ(この合唱版では16小節分)のうち、後半が繰り返される形を採っている。この手の曲にしばしばみられる、メロディーの後半部分を「合唱で」反復する形式になっている。(なお、「Swansea」は実際の発音は「スウォンジー」に近いが、日本語題の慣例に倣ってここでは「スワンシー」と記した)。

演奏の参考になるよう、次ページには歌詞を掲載するとともに、スコア中に歌詞を書き入れておいた。(パート譜にはない)。
また、大人数で演奏しディヴィジ可能の場合は、スコア中の小さな音符を演奏することができる。(これも、パート譜にはない)。

初出は『バンドジャーナル』付録。この四重奏のために若干の手が加えられた。
この版は、2015年度東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマ・コースにて取り上げられ、2016年3月28日、「伊藤康英と愉快な仲間たち」コンサートにて、井口紗希、古田土彬宏、中東朋美(ユーフォニアム)、鎌田直、多田和寛(テューバ)により初演。
初演データ (初演日)2016年3月28日
(初演場所)文京シビック 小ホール
トロンボーンと吹奏楽のためのソナタ

作曲年月日:2021年 8月
編成:Trb. Wind Ensemble
演奏時間:13(約)

初演データ (初演日)2021年9月26日
(初演者)玉木優、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
トロンボーンとピアノのためのソナタ [Trb. Pf.]

Title:Sonata for Trombone and Piano

作曲年月日:2019年
編成:Trb. Pf
演奏時間:13(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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初演データ (初演日)2019年9月29日
(初演者)玉木優
「蝶々夫人」によるファンタジー [Trp. Trb. Pf.]

Title:Fantasia su ”Madama Butterfly” for Trumpet, Trombone and Piano

作曲年月日:2020年 9月
編成:Trp. Trb. Pf
演奏時間:11:20(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート 東京都が主催した「アートにエールを!」のために作曲。
トランペットのオッタヴィアーノ・クリストーフォリさん(日本フィルハーモニー交響楽団ソロトランペット奏者)がイタリア出身、トロンボーンのザッカリー・ガイルスさん(ユタ交響楽団副首席奏者、前リッチモンド交響楽団首席奏者)がアメリカ出身であることから、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を題材とした。
概ねオペラのストーリー順に展開するが、最後は悲劇で終わらないように、第1幕の愛の二重唱で終わる。
オペラ中、蝶々夫人やピンカートンが歌っているメロディには、イタリア語の歌詞を書いておいたので、演奏表現の助けになるかと思う。金管楽器でメロディを豊かに歌い上げてほしい。
トランペットは、C管での演奏をおすすめするが、B♭管用のパート譜も付けておいた。
初演データ (初演日)2020年9月
(初演者) Tp.Ottaviano Cristofoli Tb.Zachary Guiles Pf.伊藤康英
金管五重奏のための「タイワニーズ・ファンタジー」 [2Trp. Hrn. Trb. Tub.]

Title:The Taiwanese Fantasy  -based on Yamai folk songs for Brass Quintet

作曲年月日:1995年 12月 29日
編成:2Trp. Hrn. Trb. Tub

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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II. Love Song
初演データ (初演者)Yeh Shu-Han Brass Quintet
委嘱者 Cultural Ministry Taiwan R.O. China
望郷のファンタジア [2Trp .Hrn. Trb. Euph. Tub.]

Title:Fantasia de Saudade [2Trp .Hrn. Trb. Euph. Tub.]

作曲年月日:2011年 5月 5日
編成:2Trp. Hrn. Trb. Euph. Tub
演奏時間:8:00(約)

出版社:東京ハッスルコピー
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初演データ (初演日)2012年1月9日
(初演者)ブラス・ヘキサゴン(辻本憲一、森博文、外囿祥一郎、長谷川智之、箱山芳樹、池田幸広)
(初演場所)「ブラス・ヘキサゴンコンサート」東京文化会館
CDタイトル:シャローム  ブラス・ヘキサゴン
レーベル・CD番号:CAFUA RECORDS (CACG-0180)
CD備考:
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威風堂々より -金管合奏のために- (エルガー作曲) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

Title:From "Pomp and circumstance" for brass ensemble (By E. Elgar) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

原作者:Edward Elgar
作曲年月日:2001年 1月 20日
編成:3Cornet. Hrn. Trb. Euph. Perc

カルメンの魔力 (ビゼー作曲) [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc.]

Title:The Magical Carmen for Wind and Percussion Octet (by G.Bizet) ) [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc.]

原作者:Georges Bizet
作曲年月日:2005年
編成:Fl.(Picc.). B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc
演奏時間:4:30(約)

出版社:ブレーン
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プログラムノート フルート、クラリネット、サクソフォーン、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、テューバ、打楽器、と、吹奏楽の主要楽器を一つずつ集めて作ったアンサンブル「マジカル・サウンズ」。そのアンサンブルのために作った編曲。こんな少人数でもなかなか充実したサウンドがするもので、いわば、世界最小の吹奏楽、とでもいったところだろう。
ビゼーのオペラ《カルメン》には有名なメロディがたくさん登場するが、そのなかから主に3つを選んで編んだ。冒頭には第4楽章冒頭、中間部は第1幕でカルメンが歌うハバネラ、最後は第2幕冒頭のジプシーの歌。ただ、原曲と少々違う音が使ってありますので、そのあたりを十分に表現してください。
初演データ (初演日)2005年
(初演者)Magical Sounds
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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8人の奏者のための「第1組曲」 (ホルスト作曲)[Fl. Cl. Sax. Trp. Hrn. Trb. Euph. Perc.]

Title:First Suite for Eight players (by G. Holst) [Fl. Cl. Sax. Trp. Hrn. Trb. Euph. Perc.]

原作者:Gustav Holst
作曲年月日:1998年 01月 13日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Euph. Perc
演奏時間:11(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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First Suit for eight Players (8m ~)
プログラムノート  吹奏楽の古典的な名曲である『吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調』(G.ホルスト作曲、1909年)を8人で演奏できるように編曲した。なお、この編曲は、手書き譜による伊藤康英校訂版に基づいている。
 どんなに小編成でも、こうした吹奏楽曲などを立派に演奏できるものだという例として、アンサンブルのレパートリーとしてのみならず、小編成バンドへの応援としたい。
 「アンサンブル・オクトパス」(神野由梨(Fl.)、山本茉莉奈(Cl.)、三宅浩陽(Sx.)、光永智英美(Tp.)、田邊明夏(Hr.)、伊藤奏人(Ep.)、高井隆太郎(Tu.)、中村雄也(Perc.))により、2013年10月8日、洗足学園音楽大学シルバーマウンテン竣工記念コンサート「伊藤康英プロデュース 世界最小の吹奏楽、始動!」にて初演。
初演データ (初演日)2013年10月8日
備考 G.Holstの吹奏楽曲「第1組曲」の第1楽章Allegro moderatoの八重奏編曲版。
ラプソディ・イン・ブルー (ガーシュウィン作曲) [2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub]

副題:金管八重奏
Title:Rhapsody in Blue for brass octet (by G. Gershwin) [2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub]

原作者:George Gershwin
作曲年月日:1993年 8月 5日
編成:2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub
演奏時間:5:00(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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プログラムノート 1924年正月、ガーシュウィンはわが目を疑った。新聞記事に、「ガーシュウィン、新作のピアノ協奏曲を作曲中」とあったからだ。頼まれた覚えはないし、今はミュージカルの作曲に忙しい。
 これは、委嘱者であるポール・ホワイトマン・バンドが仕掛けたものだった。
 オーケストレイションをホワイトマン・バンドの座付作曲家であるグローフェに依頼して、2月に初演されたのがこの「ラプソディ・イン・ブルー」。実はタイトルも、もともとは(ピアノの鍵盤になぞらえて)「白と黒のラプソディ」と考えていたのだが、ガーシュウィンの兄で作詞家のアイラがこの曲を聴き、「ブルーがよい」と提案して付けられたタイトル。

 ピアノとジャズ・バンドのためのこの曲を、金管八重奏で楽しめるようにしたのがこのアレンジである。もともとは15分以上かかるのだが、約5分に縮めてある。軽快にリズミカルに楽しんでみよう。

こわれた1000のがっき(マジカル版)[Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Nar.]

Title:Story of One Thousand Broken Musical Instruments [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Nar.]

作曲年月日:2004年 10月 14日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf
演奏時間:12:00(約)

出版社:イトーミュージック
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初演データ (初演者)マジカル・サウンズ
備考 絵本「こわれた1000の楽器」(野呂昶/カワイ出版)をもとにした音楽物語。 吹奏楽版・オーケストラ版あり
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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マジカル魔笛 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

Title:Magical Magic Flute [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

作曲年月日:2005年 4月 11日
編成:Fl.(Picc.). B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf
演奏時間:3:00 (約)

出版社:イトーミュージック
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CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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木星のファンタジー2001  [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc]

Title:Jupiter Fantasy 2001 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc]

作曲年月日:2001年 1月 18日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc
演奏時間:4:30(約)

出版社:イトーミュージック
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プログラムノート  ホルスト作曲の組曲(惑星)の中の《木星》の中間部のメロディによる作品。1999年、静岡グランシップでの「Moving Music Express」にて初演。元々はヴォカリーズによる合唱曲として書いた。


この曲を聴いて、さてこのメロディはなんだっけ?と思われることでしょう。何かわれわれ日本人好みのメロディのようだなぁ、と思ったかもしれない。が、実はこれは、ホルストの手になる組曲《惑星》の中間部に出てくるメロディをもとにしているのです。1998年に合唱用に作った。その後、フルートとピアノのために作り直した。さらにマジカル・サウンズ用、静岡県浜松市の「冬の蛍」というフェスティヴァル用、倉敷チボリ公園用など、ずいぶんといろいろなヴァージョンを作った。このメロディ、近頃、ヒットチャートに乗っているらしいのだが…
(2004年2月29日マジカル・サウンズコンサート、プログラムより)
初演データ (初演者)マジカルサウンズ
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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アメリカのパリっ子 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

Title:A Parisian in America [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

作曲年月日:2005年 10月 10日
編成:Fl. B♭Cl. A-Cl. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Mallets
演奏時間:5:20(約)

出版社:イトーミュージック
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初演データ (初演者)マジカル・サウンズ
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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23時45分のミスターシンデレラ 第1組曲 マジカル・サウンズ版

Title:Mr. Cinderella at 23:45 1st Suite

作曲年月日:2001年
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Mba. Perc. Pf

初演データ (初演日)2001年12月10日
備考 第1組曲のみ Fl.Vc.Perc.Pf.版有り(第1、第2組曲共)
日本の四季の歌遊び [Trombone ensemble]

副題:トロンボーン・アンサンブル版
Title:Four Seasons of Japanese Children's Songs [Trombone ensemble]

作曲年月日:2005年 1月 5日
編成:12Trb
演奏時間:7:00(約)

プログラムノート ぼくたちが知っている日本の歌は、いったいどのくらいあるのだろう。きっと、数え切れないほどにもなるはずだ。それらの中で、もっとも多くの人に知られているものは、おそらく童謡や唱歌のたぐいに違いない。日本の歌100選などという本やらテレビ番組がときどきあるが、それのナンバーワンに挙げられるのは、「ふるさと」だったりする。
 ところでこうした歌には、色々なエピソードがある。たとえばこの「ふるさと」は、作曲の岡野貞一が、実際に故郷に錦を飾ることを夢見つつ書いたのではないかとも言われている。当時は馬車は高級だったが、その馬車に乗って実家に帰るようではなくてはいけないよ、と言われたとのこと。そして確かに「志を果たし」たのであった。
 一方、日本の歌の中に、時に奇妙なものもある。たとえば「ずいずいずっころばし」だ。出自不明であり、歌詞の内容も意味不明である。その昔、茶壷道中というのがあり、などといいう話を聞いたことがあるが、くわしくは分からない。にもかかわらず愛唱されているし、みんな覚えている。
 このたび、日本の童謡などを使った作品をと頼まれ、学生たちが挙げてきてくれた曲は20曲ほどにのぼった。これはむしろ少ない数といえるのだろうが、それらのほとんどを使って編んでみた。みんな知っているメロディばかりである。お楽しみに。 (初演プログラム/伊藤康英)
初演データ (初演日)2005年2月23日
(初演者)洗足学園音楽大学トロンボーン会 
(初演場所)「洗足学園音楽大学トロンボーン会第20回定期演奏会」横浜みなとみらいホール小ホール
委嘱者 洗足学園大学トロンボーン会
浜松市民のための三つのファンファーレ [4Trp. 2 or4Hrn. 4Trb. Tub. Perc.]

副題:1.ラ・フェスタ(La Feta) 2.ハママツ・クレシェンテ(Hamamatsu crescente) 3.ファッチャーモ!(Su, facciamo!)
Title:Tre Fanfare per i cittadini di Hamamatsu [4Trp. 2or4Hrn. 4Trb. Tub. Perc.]
Subtitle:1.la Festa 2.Hamamatsu crescente 3.Su,facciamo!

作曲年月日:2005年 8月 5日
編成:4Trp. 2Hrn. 4Trb. Tub. Perc
演奏時間:4:00(約)

備考 浜松市交響楽団の委嘱により作曲。
15分間のトゥーランドット (プッチーニ作曲) [Trombone ensemble]

Title:Turandot per un Quarto (by G. Puccini) [Trombone ensemble]
Subtitle:for trombone ensemble

原作者:Giacomo Puccini
作曲年月日:2004年 12月 21日
編成:14Trb. Cb.Trb. Perc. Nar
演奏時間:15:00(約)

初演データ (初演日)2005年2月23日
(初演者)洗足学園大学トロンボーン会 
(初演場所)「洗足学園音楽大学トロンボーン会第20回定期演奏会」横浜みなとみらいホール小ホール
委嘱者 洗足学園大学トロンボーン会
低音楽器(ユーフォニアム、トロンボーン、チューバ)四重奏のための 3つの民謡(ホルスト作曲)

Title:Three Folksongs for Bass Clef Instruments Quartet (by G. Holst) [Euphonium, Trombone, Tuba]

原作者:Gustav Holst
作曲年月日:2015年
演奏時間:8:00(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート ホルスト作曲の《第2組曲》では、さまざまな民謡が用いられている。それらの民謡をホルストは、別の機会に無伴奏合唱に編曲している。その民謡集から編曲したのがこの曲集である。

ユーフォニアム4、あるいはユーフォニアム3とテューバ1、ユーフォアニム2とテューバ2、あるいはトロンボーン4など、さまざまな形態で演奏可能である。

〈鍛冶屋の歌〉は、吹奏楽の《第2組曲》とほぼ同じである。
〈恋人を愛する〉は、吹奏楽版ではメロディが2回繰り返されたのみで終わるが、合唱版は6番からなっており、失われた恋人が戻ってくるまでのストーリーが描かれる。途中のAnimatoやVivaceの部分では、かなりテンポを上げることができる。
〈スワンシー・タウン〉は、吹奏楽に出てくるメロディ(この合唱版では16小節分)のうち、後半が繰り返される形を採っている。この手の曲にしばしばみられる、メロディーの後半部分を「合唱で」反復する形式になっている。(なお、「Swansea」は実際の発音は「スウォンジー」に近いが、日本語題の慣例に倣ってここでは「スワンシー」と記した)。

演奏の参考になるよう、次ページには歌詞を掲載するとともに、スコア中に歌詞を書き入れておいた。(パート譜にはない)。
また、大人数で演奏しディヴィジ可能の場合は、スコア中の小さな音符を演奏することができる。(これも、パート譜にはない)。

初出は『バンドジャーナル』付録。この四重奏のために若干の手が加えられた。
この版は、2015年度東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマ・コースにて取り上げられ、2016年3月28日、「伊藤康英と愉快な仲間たち」コンサートにて、井口紗希、古田土彬宏、中東朋美(ユーフォニアム)、鎌田直、多田和寛(テューバ)により初演。
初演データ (初演日)2016年3月28日
(初演場所)文京シビック 小ホール
トロンボーンと吹奏楽のためのソナタ

Subtitle:Sonata for Trombone and Band

作曲年月日:2021年 8月
編成:Trb. Band
演奏時間:13(約)

プログラムノート さまざまな管楽器のために「ソナタ」を書いてきた。
高校時代には《フルート・ソナタ》(1979)を、それから外囿祥一郎さんに《ユーフォニアム・ソナタ》(2005)を、いずれも調性によるきわめて古典的な形式による。
宮村和宏さんのために《オーボエ・ソナタ》(2017)を書いた際には、名作サン=サーンスやプーランクの延長上にある調性のソナタを、という「制約」を設けられたことで、「ソナタ形式」についてもう一度考えてみた。
西洋音楽というものは、ある限られた時間を音で構築する芸術だと思う。そのために複数のメロディを登場させたり、さまざまに展開、転調など技法を凝らしたりという、作曲家の工夫の妙味を楽しむものだと思う。
《オーボエ・ソナタ》に続いて、玉木 優さんに《トロンボーン・ソナタ》(2019)を、磯部周平さんに《クラリネット・ソナタ》(2021)を書いた。こうなると「ソナタ」を書くことは自分にとってのライフワークの一つと位置付けても良いのかもしれない。数で言えば、サン=サーンスやプーランク、ドビュッシーをこえたし。(ただしこれ以上書いたらヒンデミットになってしまうぞ)。
いずれのソナタにも通じることは、派手さこそはないものの、西洋音楽の醍醐味たる形式の美しさや、調性の構造などにはかなり工夫を凝らしたということだ。

さて、本日は《トロンボーン・ソナタ》の吹奏楽伴奏版の初演となる。
もともとはピアノ伴奏のために作曲しているので、「協奏曲」ではない。しかし、ピアノ譜がオーケストラ的な色彩を求めていることから、《トロンボーン・ソナタ》の初演直後から、玉木さんからは「吹奏楽版」の作曲を依頼されていた。

全体は切れ目のない3つの楽章からなる。
ヴィルトゥオジティはあまり求められないながらも、玉木さんの素晴らしいテクニックと表現力に頼んで、きわめて広範囲の音域と、闊達に動き回るフレーズを書いた。

第1楽章は変ロ短調、ソナタ形式(提示部の繰り返しは、反復記号ではなくすでに楽譜に書かれている)。
第2楽章はト短調。間にト長調を挟むいわゆる三部形式と言ってよいだろう。
第3楽章はロンド形式ふうな展開。最後に第1楽章の第1主題が再現される。

そして、第2楽章には、自作のオペラ《ある水筒の物語》(高木 達 台本)のメロディを引用している。そのことについて少々記しておく。
このソナタの作曲直前にこのオペラを作曲、2019年5月31日、6月1日に初演された。
第二次世界大戦末期の1945年6月、静岡県静岡市での「静岡空襲」の際、2000名以上の日本人犠牲者が出たことに加え、2機のアメリカ軍のB29が空中衝突し、アメリカ兵23名も亡くなった。「死んでしまえば敵も味方もない」と、毎年B29の戦没者追悼の慰霊祭が行われている。それを何十年も継続されている静岡の医師・菅野寛也先生のお名前をここに書いておこう。このオペラは敵味方をこえた慰霊・追悼をテーマとしている。
そして第1幕第5場には、老夫婦とその息子(戦地で亡くなった兵士の霊)による三重唱がある。このメロディは、初演後も多くの関係者の間で印象に残っていたようで、オーケストラの奏者たちも口ずさんでいた。
と、ふと気づいたのは、《トロンボーン・ソナタ》は、アメリカで初演が予定されている。かつて敵国関係にあったアメリカと日本との間にこんなことがあったという記憶のために、このメロディを引用しようと考えた。
ところが、奇妙なことに、予定されていたアメリカ初演は叶わなかった。また今年の7月にもアメリカでの演奏が予定されていたにも関わらず、結局プログラムに収めらなかった。なんとも異な事である。

なお、ピアノ伴奏版と吹奏楽伴奏版とはほぼ同じではあるが、吹奏楽で伴奏するという特性を生かして若干の相違点がある。その違いは、来年初めにリリースされる玉木さんのCDに収められるピアノ伴奏版や、このたび出版のピアノ伴奏版の楽譜で確かめてみてください。

原曲の《トロンボーン・ソナタ》の世界初演は、2019年9月29日、デンマークのセナボーにあるアルシオン・コンサートホールでの玉木 優リサイタルにて。日本初演は、同年12月1日、東京新大久保のダ・カーポ地下ホールにて。またNHK大阪ホールにて公開収録され、2020年3月1日と8日にはNHK-FMの「リサイタル・パッシオ」でオンエア。
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本日の機会をいただいたことを感謝しています。

初演データ (初演日)2021年9月26日
(初演者)玉木優、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ
トロンボーンとピアノのためのソナタ [Trb. Pf.]

Title:Sonata for Trombone and Piano

作曲年月日:2019年
編成:Trb. Pf
演奏時間:13(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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初演データ (初演日)2019年9月29日
(初演者)玉木優
「蝶々夫人」によるファンタジー [Trp. Trb. Pf.]

Title:Fantasia su ”Madama Butterfly” for Trumpet, Trombone and Piano

作曲年月日:2020年 9月
編成:Trp. Trb. Pf
演奏時間:11:20(約)

出版社:イトーミュージック/ブレーン
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プログラムノート 東京都が主催した「アートにエールを!」のために作曲。
トランペットのオッタヴィアーノ・クリストーフォリさん(日本フィルハーモニー交響楽団ソロトランペット奏者)がイタリア出身、トロンボーンのザッカリー・ガイルスさん(ユタ交響楽団副首席奏者、前リッチモンド交響楽団首席奏者)がアメリカ出身であることから、プッチーニのオペラ「蝶々夫人」を題材とした。
概ねオペラのストーリー順に展開するが、最後は悲劇で終わらないように、第1幕の愛の二重唱で終わる。
オペラ中、蝶々夫人やピンカートンが歌っているメロディには、イタリア語の歌詞を書いておいたので、演奏表現の助けになるかと思う。金管楽器でメロディを豊かに歌い上げてほしい。
トランペットは、C管での演奏をおすすめするが、B♭管用のパート譜も付けておいた。
初演データ (初演日)2020年9月
(初演者) Tp.Ottaviano Cristofoli Tb.Zachary Guiles Pf.伊藤康英
金管五重奏のための「タイワニーズ・ファンタジー」 [2Trp. Hrn. Trb. Tub.]

Title:The Taiwanese Fantasy  -based on Yamai folk songs for Brass Quintet

作曲年月日:1995年 12月 29日
編成:2Trp. Hrn. Trb. Tub

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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II. Love Song
初演データ (初演者)Yeh Shu-Han Brass Quintet
委嘱者 Cultural Ministry Taiwan R.O. China
望郷のファンタジア [2Trp .Hrn. Trb. Euph. Tub.]

Title:Fantasia de Saudade [2Trp .Hrn. Trb. Euph. Tub.]

作曲年月日:2011年 5月 5日
編成:2Trp. Hrn. Trb. Euph. Tub
演奏時間:8:00(約)

出版社:東京ハッスルコピー
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初演データ (初演日)2012年1月9日
(初演者)ブラス・ヘキサゴン(辻本憲一、森博文、外囿祥一郎、長谷川智之、箱山芳樹、池田幸広)
(初演場所)「ブラス・ヘキサゴンコンサート」東京文化会館
CDタイトル:シャローム  ブラス・ヘキサゴン
レーベル・CD番号:CAFUA RECORDS (CACG-0180)
CD備考:
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威風堂々より -金管合奏のために- (エルガー作曲) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

Title:From "Pomp and circumstance" for brass ensemble (By E. Elgar) [3Cornet Hrn. Trb. Euph. Perc.]

原作者:Edward Elgar
作曲年月日:2001年 1月 20日
編成:3Cornet. Hrn. Trb. Euph. Perc

カルメンの魔力 (ビゼー作曲) [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc.]

Title:The Magical Carmen for Wind and Percussion Octet (by G.Bizet) ) [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc.]

原作者:Georges Bizet
作曲年月日:2005年
編成:Fl.(Picc.). B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc
演奏時間:4:30(約)

出版社:ブレーン
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プログラムノート フルート、クラリネット、サクソフォーン、ホルン、トロンボーンまたはユーフォニアム、テューバ、打楽器、と、吹奏楽の主要楽器を一つずつ集めて作ったアンサンブル「マジカル・サウンズ」。そのアンサンブルのために作った編曲。こんな少人数でもなかなか充実したサウンドがするもので、いわば、世界最小の吹奏楽、とでもいったところだろう。
ビゼーのオペラ《カルメン》には有名なメロディがたくさん登場するが、そのなかから主に3つを選んで編んだ。冒頭には第4楽章冒頭、中間部は第1幕でカルメンが歌うハバネラ、最後は第2幕冒頭のジプシーの歌。ただ、原曲と少々違う音が使ってありますので、そのあたりを十分に表現してください。
初演データ (初演日)2005年
(初演者)Magical Sounds
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
CD備考:
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8人の奏者のための「第1組曲」 (ホルスト作曲)[Fl. Cl. Sax. Trp. Hrn. Trb. Euph. Perc.]

Title:First Suite for Eight players (by G. Holst) [Fl. Cl. Sax. Trp. Hrn. Trb. Euph. Perc.]

原作者:Gustav Holst
作曲年月日:1998年 01月 13日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Euph. Perc
演奏時間:11(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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First Suit for eight Players (8m ~)
プログラムノート  吹奏楽の古典的な名曲である『吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調』(G.ホルスト作曲、1909年)を8人で演奏できるように編曲した。なお、この編曲は、手書き譜による伊藤康英校訂版に基づいている。
 どんなに小編成でも、こうした吹奏楽曲などを立派に演奏できるものだという例として、アンサンブルのレパートリーとしてのみならず、小編成バンドへの応援としたい。
 「アンサンブル・オクトパス」(神野由梨(Fl.)、山本茉莉奈(Cl.)、三宅浩陽(Sx.)、光永智英美(Tp.)、田邊明夏(Hr.)、伊藤奏人(Ep.)、高井隆太郎(Tu.)、中村雄也(Perc.))により、2013年10月8日、洗足学園音楽大学シルバーマウンテン竣工記念コンサート「伊藤康英プロデュース 世界最小の吹奏楽、始動!」にて初演。
初演データ (初演日)2013年10月8日
備考 G.Holstの吹奏楽曲「第1組曲」の第1楽章Allegro moderatoの八重奏編曲版。
ラプソディ・イン・ブルー (ガーシュウィン作曲) [2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub]

副題:金管八重奏
Title:Rhapsody in Blue for brass octet (by G. Gershwin) [2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub]

原作者:George Gershwin
作曲年月日:1993年 8月 5日
編成:2Trp. 2Hrn. 2Trb. Euph. Tub
演奏時間:5:00(約)

出版社:イトーミュージック / ブレーン
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プログラムノート 1924年正月、ガーシュウィンはわが目を疑った。新聞記事に、「ガーシュウィン、新作のピアノ協奏曲を作曲中」とあったからだ。頼まれた覚えはないし、今はミュージカルの作曲に忙しい。
 これは、委嘱者であるポール・ホワイトマン・バンドが仕掛けたものだった。
 オーケストレイションをホワイトマン・バンドの座付作曲家であるグローフェに依頼して、2月に初演されたのがこの「ラプソディ・イン・ブルー」。実はタイトルも、もともとは(ピアノの鍵盤になぞらえて)「白と黒のラプソディ」と考えていたのだが、ガーシュウィンの兄で作詞家のアイラがこの曲を聴き、「ブルーがよい」と提案して付けられたタイトル。

 ピアノとジャズ・バンドのためのこの曲を、金管八重奏で楽しめるようにしたのがこのアレンジである。もともとは15分以上かかるのだが、約5分に縮めてある。軽快にリズミカルに楽しんでみよう。

こわれた1000のがっき(マジカル版)[Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Nar.]

Title:Story of One Thousand Broken Musical Instruments [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Nar.]

作曲年月日:2004年 10月 14日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf
演奏時間:12:00(約)

出版社:イトーミュージック
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初演データ (初演者)マジカル・サウンズ
備考 絵本「こわれた1000の楽器」(野呂昶/カワイ出版)をもとにした音楽物語。 吹奏楽版・オーケストラ版あり
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
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マジカル魔笛 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

Title:Magical Magic Flute [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

作曲年月日:2005年 4月 11日
編成:Fl.(Picc.). B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf
演奏時間:3:00 (約)

出版社:イトーミュージック
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CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
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木星のファンタジー2001  [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc]

Title:Jupiter Fantasy 2001 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc]

作曲年月日:2001年 1月 18日
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. 2Perc
演奏時間:4:30(約)

出版社:イトーミュージック
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プログラムノート  ホルスト作曲の組曲(惑星)の中の《木星》の中間部のメロディによる作品。1999年、静岡グランシップでの「Moving Music Express」にて初演。元々はヴォカリーズによる合唱曲として書いた。


この曲を聴いて、さてこのメロディはなんだっけ?と思われることでしょう。何かわれわれ日本人好みのメロディのようだなぁ、と思ったかもしれない。が、実はこれは、ホルストの手になる組曲《惑星》の中間部に出てくるメロディをもとにしているのです。1998年に合唱用に作った。その後、フルートとピアノのために作り直した。さらにマジカル・サウンズ用、静岡県浜松市の「冬の蛍」というフェスティヴァル用、倉敷チボリ公園用など、ずいぶんといろいろなヴァージョンを作った。このメロディ、近頃、ヒットチャートに乗っているらしいのだが…
(2004年2月29日マジカル・サウンズコンサート、プログラムより)
初演データ (初演者)マジカルサウンズ
CDタイトル:マジカル・サウンズのマジカル・サウンズ
レーベル・CD番号:BRAIN/BOCD-7166
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アメリカのパリっ子 [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

Title:A Parisian in America [Fl. Cl. Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf.]

作曲年月日:2005年 10月 10日
編成:Fl. B♭Cl. A-Cl. Hrn. Trp. Trb. Tub. Perc. Pf. Mallets
演奏時間:5:20(約)

出版社:イトーミュージック
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初演データ (初演者)マジカル・サウンズ
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23時45分のミスターシンデレラ 第1組曲 マジカル・サウンズ版

Title:Mr. Cinderella at 23:45 1st Suite

作曲年月日:2001年
編成:Fl. B♭Cl. A-Sax. Hrn. Trp. Trb. Tub. Mba. Perc. Pf

初演データ (初演日)2001年12月10日
備考 第1組曲のみ Fl.Vc.Perc.Pf.版有り(第1、第2組曲共)
日本の四季の歌遊び [Trombone ensemble]

副題:トロンボーン・アンサンブル版
Title:Four Seasons of Japanese Children's Songs [Trombone ensemble]

作曲年月日:2005年 1月 5日
編成:12Trb
演奏時間:7:00(約)

プログラムノート ぼくたちが知っている日本の歌は、いったいどのくらいあるのだろう。きっと、数え切れないほどにもなるはずだ。それらの中で、もっとも多くの人に知られているものは、おそらく童謡や唱歌のたぐいに違いない。日本の歌100選などという本やらテレビ番組がときどきあるが、それのナンバーワンに挙げられるのは、「ふるさと」だったりする。
 ところでこうした歌には、色々なエピソードがある。たとえばこの「ふるさと」は、作曲の岡野貞一が、実際に故郷に錦を飾ることを夢見つつ書いたのではないかとも言われている。当時は馬車は高級だったが、その馬車に乗って実家に帰るようではなくてはいけないよ、と言われたとのこと。そして確かに「志を果たし」たのであった。
 一方、日本の歌の中に、時に奇妙なものもある。たとえば「ずいずいずっころばし」だ。出自不明であり、歌詞の内容も意味不明である。その昔、茶壷道中というのがあり、などといいう話を聞いたことがあるが、くわしくは分からない。にもかかわらず愛唱されているし、みんな覚えている。
 このたび、日本の童謡などを使った作品をと頼まれ、学生たちが挙げてきてくれた曲は20曲ほどにのぼった。これはむしろ少ない数といえるのだろうが、それらのほとんどを使って編んでみた。みんな知っているメロディばかりである。お楽しみに。 (初演プログラム/伊藤康英)
初演データ (初演日)2005年2月23日
(初演者)洗足学園音楽大学トロンボーン会 
(初演場所)「洗足学園音楽大学トロンボーン会第20回定期演奏会」横浜みなとみらいホール小ホール
委嘱者 洗足学園大学トロンボーン会
浜松市民のための三つのファンファーレ [4Trp. 2 or4Hrn. 4Trb. Tub. Perc.]

副題:1.ラ・フェスタ(La Feta) 2.ハママツ・クレシェンテ(Hamamatsu crescente) 3.ファッチャーモ!(Su, facciamo!)
Title:Tre Fanfare per i cittadini di Hamamatsu [4Trp. 2or4Hrn. 4Trb. Tub. Perc.]
Subtitle:1.la Festa 2.Hamamatsu crescente 3.Su,facciamo!

作曲年月日:2005年 8月 5日
編成:4Trp. 2Hrn. 4Trb. Tub. Perc
演奏時間:4:00(約)

備考 浜松市交響楽団の委嘱により作曲。
15分間のトゥーランドット (プッチーニ作曲) [Trombone ensemble]

Title:Turandot per un Quarto (by G. Puccini) [Trombone ensemble]
Subtitle:for trombone ensemble

原作者:Giacomo Puccini
作曲年月日:2004年 12月 21日
編成:14Trb. Cb.Trb. Perc. Nar
演奏時間:15:00(約)

初演データ (初演日)2005年2月23日
(初演者)洗足学園大学トロンボーン会 
(初演場所)「洗足学園音楽大学トロンボーン会第20回定期演奏会」横浜みなとみらいホール小ホール
委嘱者 洗足学園大学トロンボーン会