2020年

1月

27日

交響詩「ぐるりよざ」初演から30年

吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」は、海上自衛隊・佐世保音楽隊の委嘱により作曲、1990年2月16日に佐世保市民会館にて岩下章二氏の指揮、岩亀裕子氏の龍笛独奏により初演されました。

「ぐるりよざ」ミニチュア・スコア

初演から30周年を記念して発売。

楽譜は新たに浄書し、今まで不明瞭だった箇所や、細かなテンポの指示を追加。

さらに曲の詳細な解説を作曲者の伊藤康英が執筆。

持っておきたい、演奏する際に必ず役立つ情報満載のミニチュア・スコア。

 

音楽の友社刊 amazonで購入する

伊藤康英指揮:吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」3/14(土)

海上自衛隊佐世保音楽隊 第48回定期演奏会

日時:2020年3月14日(土)

   14:00開演(13:00開場)

会場:アルカスSASEBO大ホール

客演指揮:伊藤康英

演奏曲:吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」/伊藤康英

     (佐世保音楽隊委嘱作品 ~初演から30年、誕生秘話~)
    プスタ ~4つのロマの舞曲/ヤン・ヴァン・デル・ロースト

    2020年吹奏楽コンクール課題曲から

    他

入場方法:入場券が必要  往復ハガキにて応募  2月17日必着 

     詳しくは→こちらをご覧ください。

お問合せ:佐世保地方総監部広報係

     Tel 0956-23-7111(内線3336)      

管弦楽版:神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会 4/11(土)

神奈川フィルハーモニー管弦楽団 みなとみらいシリーズ第358回

日時:2020年4月11日(土)

   14:00開演

会場:横浜みなとみらいホール

指揮:川瀬賢太郎(常任指揮者)
プログラム:別宮貞雄/管弦楽のための2つの祈り
      伊藤康英/管弦楽のための交響詩“ぐるりよざ”
      ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」

      他

チケット:S席6,000円 A席4,500円 B席3,000円 ユース(25歳以下)当日に限り1,000円
     シニア(70歳以上)各席種10%引き

     チケットの購入はこちらから

お問合せ:神奈川フィル・チケットサービス 045-226-5107(平日10:00-18:00)

2019年

12月

25日

【新譜】バッハによる3つのアリア(サクソフォーン四重奏)

バッハによる三つのアリア

(G線上のアリア/シチリアーノ/アリオーソ/)

J.S.バッハ作曲/伊藤康英編曲

 

編成:サクソフォーン四重奏

 

楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

2019年

12月

23日

キュウリに求婚 ~4人の歌い手によるオペラ もしくは合唱オペラ

 

【楽譜】

キュウリに求婚 ~4人の歌い手によるオペラ もしくは合唱オペラ 

四重唱(女声、男声を問わない)、あるいは重唱や、少人数の画商で演奏できる。

コンサート形式で演奏できるが、オペラのように演出をつけての上演も可能。

オプションで打楽器、バンダ(四重奏)を入れることができる。 

演奏時間:35分   商品コード:VK209

 

 

 

2019年

11月

22日

【新譜】カーニヴァルの日(Sax. Euph. Pf.)

カーニヴァルの日

サクソフォーンとユーフォニアムのための二重小協奏曲

(ピアノ・リダクション版)

 

私が授業担当している洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウインド・アンサンブルで、2011年にとても素晴らしいサクソフォーンとユーフォニアムの学生が在籍していため作曲。学生たちの素晴らしいヴィルトゥオジティなどを発揮できるような華やかで陽気な作品を書いた。

タイトルの「A Carnival Day」には全く深い意味はなく、以前にアレンジしていた「A Carnival of Venice」のコンピュータ楽譜のファイルを使って作曲を開始していたため、そのまま「A Carnival」という名前を残した、という程度のもの。

原曲は吹奏楽伴奏。その後、ファンファーレオルケスト版を作った。さらには、アルト・サクソフォーン2本で演奏できる版もある。

楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

アルト・サクソフォーン版楽譜は →こちらから

※原曲の吹奏楽版の演奏


2019年

11月

10日

【吹奏楽新譜】オペラ「ある水筒の物語」によるパラフレーズ

オペラ「ある水筒の物語」によるパラフレーズ (伊藤康英 作曲)

Paraphrase on "The Tale of the Blackened Canteen"  

 

 

 

楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

 

2019年

4月

08日

【YouTube】 トランペット協奏曲

トラペット協奏曲(伊藤康英 作曲)

Concerto for Trumpet and Band

 

楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

トランペット独奏:オッタヴィアーノ・クリストーフォリ

ヴィル・イゾンツォ吹奏楽団

指揮:フルヴィオ・ドーゼ

 

 

 

2019年

2月

21日

【新刊】 童謡・唱歌の素敵なピアノ伴奏 (音楽之友社)

童謡・唱歌の素敵なピアノ伴奏(伊藤康英 編) 

小学校歌唱共通教材をもっと楽しく カラピアノCD付き

  • 【定価】 3,024 円 ( 本体2,800 円)
  • 【判型・頁数】 B5・56頁+CD1枚
  • 【発行】 音楽之友社 2019年2月

伊藤康英による小学校の歌唱共通教材 全24曲の素敵なピアノ伴奏集。

伴奏は三和音を使い右手でメロディーを弾くシンプルな簡易伴奏と、和音の種類を増やしてアレンジされたオシャレな伴奏の2種類を掲載しており、状況やレベルに合わせて選ぶことができます。  amzon で購入する

 

【掲載曲】

1年生:うみ/かたつむり/日のまる/ひらいたひらいた

2年生:かくれんぼ/春がきた/虫のこえ/夕やけこやけ

3年生:うさぎ/茶つみ/春の小川/ふじ山

4年生:さくらさくら/とんび/まきばの朝/もみじ

5年生:こいのぼり/子もり歌/スキーの歌/冬げしき

6年生:越天楽今様/おぼろ月夜/ふるさと/われは海の子

付録:シャボン玉/夏は来ぬ/蛍の光/このみち(金子みすゞ)

2019年

2月

08日

オペラ「ある水筒の物語」 (高木達 台本 / 伊藤康英 作曲)

オペラ「ある水筒の物語」

台本・演出:高木達  作曲:伊藤康英

指揮:大井剛史

 

日時:2019年5月31日(金)①13:00開演  ②19:00開演

        6月1日(土)③13:00開演

会場:静岡グランシップ 中ホール(JR東静岡駅) 

チケット:S席6,000円   A席5,000円   B席4,000円

チケットのお求めは→ チケットぴあ

主催・お問合せ:

うきうきプロジェクト事務局 050-6869-9969   

うきうきプロジェクト ホームページ  Facebookページ

 

PR動画配信中


オペラ「ある水筒の物語」について

 

太平洋戦争末期の静岡大空襲の際、2機のB29が空中衝突して墜落し、アメリカ兵23名が命を落としました。焼け焦げて、手の形が刻まれた水筒だけが遺品として残されました。

戦後、僧侶の伊藤福松氏が「死んでしまえば、敵も味方もない」と言って、墜落死したアメリカの搭乗員のために慰霊碑を建てました。医師・菅野寛也氏がその志を引き継ぎ、アメリカ兵ならきっと好きだろうと、バーボン・ウィスキーをこの水筒に満たし、毎年12月8日にはハワイに出かけて真珠湾の慰霊祭にも参加しています。

 

菅野医師がNHKラジオ深夜便で語った「真珠湾・たったひとりの慰霊祭」に感銘を受け、音楽作品に作り上げたいと提案したところ、静岡の音楽家など多くの関係者が立ち上がってくれて「オペラ」として作品化することとなりました。

 

台本は「ミスター・シンデレラ」の台本作家・高木達氏に依頼。鹿児島オペラ協会の委嘱による作品で、私のオペラ作品の中でも上演回数が多く、日本オペラ協会でも2004年、2017年と上演され、好評を博しています。

 

このオペラの第一幕「晩祷」では、戦時下に生きるさまざまな人間模様が描かれます。第二幕「朝祷」は、水筒を平和の武器に、慰霊祭を繰り広げることでの死者たちの鎮魂が描かれます。

 

「慰霊、追悼なくして平和は語れない」と語る菅野氏の言葉から、平和への糸口が見えるかもしれません。

 (伊藤康英) 

メディア情報 
■2月20日「news every.しずおか」(静岡第一テレビ)で取り上げられました。
■2月13日 NHKテレビ「おはよう日本」にて取り上げられました。
■2019年1月20日、NHKテレビ「たっぷり静岡」にて取り上げられました。
■2018年12月26日、静岡県庁にて制作発表の記者会見を行いました。 
■静岡新聞にて紹介されました。http://u0u1.net/QcMR 
■SBSテレビ(静岡放送)ニュースで紹介されました。http://u0u1.net/QcN2 
■2018年4月2日、静岡新聞にて紹介されました。http://u0u1.net/QcN9
※なお、このオペラの上演に関わる寄付金、協賛金を募っています。詳しくは→こちらから

2019年

2月

04日

BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」出演 (2/9 深夜0時)

指揮者・藤岡幸夫がナビゲータをつとめる音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」→番組HP

【まだ日本で知られていない名曲】

 

伊藤康英率いる洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウィンド・アンサンブルの定期演奏会の様子から、日本ではまだあまり知られていない吹奏楽曲、L.S.アラルコン「コンチェルタンゴ」、G.ウールフェンデン「イリュリア人の踊り」から“ジーグ”、C.マーシャル「ロム・アルメ変奏曲」、伊藤康英「タイム・イントゥ・ミュージック」をお届け!

藤岡幸夫の英国の父であり、今回の指揮を担当したティモシー・レイニッシュと藤岡の対談も!

 


2019年

1月

19日

オペラ 「ある水筒の物語」(5/31、6/1初演) PR動画

静岡大空襲 空に散り、地に倒れた人々

日本とアメリカの魂の絆を描く 鎮魂の物語 

オペラ「ある水筒の物語」

台本・演出:高木達  作曲:伊藤康英

初演:2019年5月31日(金)・ 6月1日(土)静岡グランシップ 中ホール

指揮:大井剛史

出演:大石真喜子 / 大石陽介 / 梅原光洋 / 小林教子 / 佐藤典子 / 村上達哉 / 斎藤大輝 / 望月智代 /

   横山靖代 / 田川理穂 / 月野進 / 有賀美聡 / 仲戸川知恵子 / 三浦幸未知 / 中島実紀 / 辻村幸子 /

   石原久章 / 實石彩子 / 西山小百合 / 白鳥春子 / ふじのくに歌劇管弦楽団

チケット:S席 6000円 、 A席 5000円 2月1日より発売

主催・お問合せ:うきうきプロジェクト事務局:050-6869-9969

        http://ukiukishizuoka.com/

 

 

 

2018年

11月

22日

歌曲「あんこまパン」(林望 詞/伊藤康英 作曲)

歌曲「あんこまパン」

 林望 作詞 伊藤康英 作曲

 

 第1楽章 信じてくれないだろうなあ、

 第2楽章 [材料]

 第3楽章 サンドイッチ用のパンに

 


  

 ある日、ポストに、一通の郵便が届いた。  

  差出人は伊藤康英となっていたが、私にはその名前に覚えがなかった。はて誰だろうか。 首を捻りながら封を切ると、なかから几帳面に綴じられた楽譜が出てきた。

  題名は『あんこまパン』とある。私はあっと思った。

  かつて徳間書店から『音の晩餐』という本を出したことがある。それは「カリカリ」とか「ふわふわ」とかいうような、食べ物に関する擬音(オノマトペ)を主題とする短いエッセイを集成したものに、それぞれの擬音に関係した料理のレセピを組み合わせたという、一風変わった本である。 

   その中に「あんこまパン」という項目がある。これは食パンを薄く切って、そこに冷やした「こしあん」とマヨネーズを挟んで食べるという一種ミスマッチ的な感覚の新発明サンドイッチなのであるが、なんとこの伊藤さんという人は、それを丸ごと(つまりレセピそれ自体をです!)歌曲に作ってしまったというのである。

(林望/CDブック・抒情小曲集「あんこまパン」(1997年/小学館発行)より) 

伊藤康英全歌曲2 ~林望の詩による歌曲集

B5版204頁 全40曲   詳しくは →こちらから   

 

  • 在庫あり
  • お届け日数:1~3日1

2018年

11月

20日

オン・ザ・ロード (台本:和合亮一  作曲:伊藤康英)

ナレーター、シンガー、児童合唱、混声合唱、和楽器、吹奏楽のためのオラトリオ、もしくはシアターピース

伊達市学友協会音楽祭 

2018年11月18日(日)福島県伊達市保原体育館

指揮:伊藤康英

朗読:和合亮一

シンガー:音葉

伊達市学友協会合唱団・吹奏楽団

梁川ひろせ太鼓

2018年

10月

18日

【吹奏楽新譜】 ピース、ピースと鳥たちは歌う

ピース、ピースと鳥たちは歌う  (伊藤康英 作曲)  

Peace, Peace,

so Sing the Birds

 

 

楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

 

 

 2001年1月に、吹奏楽のための序曲『平和と栄光』を作曲した。創価グロリア吹奏楽団の委嘱作品である。21世紀の幕開けにふさわしく、客席内に4つのバンダを配した大編成の華やかな作品となった。偉大なチェリストであるパブロ・カザルスは、「鳥たちは空で歌う、『ピース(平和)、ピース、ピース』と」と語って、1971年10月24日、国連にてカタロニア民謡『鳥の歌』を演奏した。平和の象徴とも言えるこのメロディーを全編に散りばめ、21世紀こそは平和な世紀でありますようにと思いを込めた。ところが同年9月のニューヨークのテロにより、21世紀の平和への祈りは無残にも打ち砕かれたことは、皆が知るところである。さらに、イラク戦争など、21世紀も相変わらず争いが絶えない。そのため、機会あるごとに私自身は、平和をテーマとした作品を数多く作曲してきている。たとえば、『コラール幻想曲』(2002年)、その改訂版である『コラール前奏曲「おお、人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」による幻想曲』(2013年)、三部作『惑星』より『地球』(2005年)、吹奏楽のための『アダージョ』(2005年)、合唱と吹奏楽のための『展覧会の絵』(2005年)(原曲:ムソルグスキー)、バリトンとソプラノと吹奏楽のための『彼がわたしたちに語ったこと』(2015年)、その改訂版である、バリトンと吹奏楽のための『彼がわたしたちに語ったこと』(2016年)(「クードヴァン国際吹奏楽作曲コンクール」第3位入賞作)、オペラ『ある水筒の物語』(台本:高木達)(2019年5月初演予定)。

 さて、17年の時を経てこのたび、『平和と栄光』をもとにしつつ、通常編成の吹奏楽で演奏できる新しい版を創価大学パイオニア吹奏楽団の委嘱により作った。『平和と栄光』の音楽を生かしながらも、冒頭部分や、後半(第127小節から第183小節)など、新たな部分を加え、全体的にオーケストレイションも見直したため、タイトルも改めることとなった。

 委嘱していただいた創価大学パイオニア吹奏楽団の総顧問である同大学教授・山岡政紀氏は、私が指揮をしていた筑波大学吹奏楽団に在籍していたことがある。もう35年以上も前の話だ。その奇縁で今回の委嘱へとつながったことを感謝する。

 初演は、2018年7月7日、同大学吹奏楽団定期演奏会にて。指揮は伊藤康英。

 

 

 

2018年

9月

04日

【YouTube】委嘱新作 客家幻想曲(新竹交響管弦楽団)

客家幻想曲(中国語題)   伊藤康英 作曲

Fantasia di Hakka

 

 

客家族の音楽を用いた作品で、「客家八音」と呼ばれる演奏形態の「耀酒組曲」からと、台湾などで有名な「桃花過渡」(これは中間部で変奏曲として用いた)による。

9月2日の初演の演奏。
伊藤康英指揮、新竹交響管楽団(台湾)

 

2018年

8月

31日

【吹奏楽】 台湾三部作 (台湾・新竹交響楽団演奏会)

1992年作曲の「台湾狂詩曲(Rapsodia Formosa)」(台湾吹奏楽協会委嘱。1992年の台北でのAPBDAにて初演。日本初演は豊島区吹奏楽団)、2007年作曲の「台湾花束(Taiwanese Posy)」(新竹交響管楽団委嘱。日本初演は、洗足学園音楽大学フレッシュマン・ウインド・アンサンブル)、そして新たに書き下ろし初演となる「客家幻想曲(Fantasia di Hakka)」(新竹交響管楽団委嘱)の三作を、「台湾三部作」と題して一挙に演奏します。

 

【台湾・台中市】

日時:2018年9月1日(土)19:30-21:30
会場:臺中國家歌劇院 中劇院
 【台湾・新竹市】
時間:107年9月2日(星期日)14:30-16:30
会場:新竹市文化局演藝廳

 

2018年

8月

24日

【新譜】トランペット協奏曲

2018年

5月

16日

【YouTube】 明日への虹 合唱と吹奏楽のために

 神奈川県横浜市立港南中学校(上田篤也校長)の創立70周年のために、同校から委嘱を受け、2017年10月25日に横須賀芸術劇場での同校の音楽祭および記念式典にて初演。

 委嘱への経緯は、さまざまな人たちとのつながりがあってのことで、ここではいちいちしる記しませんが、縁あって委嘱をいただいたことに感謝しています。

 ちなみに、50周年に際しても吹奏楽作品の委嘱を行っており、今は亡きアルフレッド・リード氏に《ゴールデン・イヤー》を作曲していただいている。リード氏手書きのスコアは、校長室の金庫に大切に保管されており、私も拝見させていただいた。几帳面なスコアが印象的だった。

 さて今回、合唱も入れたらどうかと提案。生徒たちと話し合ったなかから生まれてきた言葉をまとめあげて一つの詩とした。創立70周年記念のテーマは「つなぐ」。伝統と想いを未来へつなぐ、というのがテーマとのこと。空の架け橋である虹をもとに、伝統と想いを未来へつなぐ。友情がそれを牽引する。合唱は混声三部。全曲は7分半程度の作品であり、前半は吹奏楽のみ。

 

演奏:洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウインド・アンサンブル
合唱:洗足学園音楽大学コールファンタジアのメンバーによるアンサンブル
指揮:伊藤康英

 

 

2018年

4月

12日

BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」出演 (4/21 夜11:30)

指揮者・藤岡幸夫がナビゲータをつとめる音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」→番組HP

4/21(土)夜11:30~12:00《シャコンヌ特集》

 

ゲストとして出演。

洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウィンド・アンサンブルの演奏で、バッハ「シャコンヌ」の吹奏楽編曲を披露します。

 

「ウインド・アンサンブルのためのシャコンヌ」(2017年版)楽譜の詳細は→こちらから 

 


2018年

3月

30日

【吹奏楽新譜】 シャコンヌ(バッハ/伊藤)全曲版 他4曲

ウィンド・アンサンブルのためのシャコンヌ(2017年版)

「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV 1004」より「シャコンヌ」

(J.S.バッハ作曲/伊藤康英編曲)

 楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

■管楽器のためのソナタ 

 小編成。奏楽コンクール課題曲(1996年度) YouTube

 楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

■グリーンスリーヴスの主題による変奏曲

 楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

■管楽器のための古典組曲

 小編成。4楽章からなる組曲。 YouTube  

 楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

■リュートのための古風な舞曲とアリア 第3曲
 (O.レスピーギ作曲/伊藤康英編曲)

 楽譜の詳細・ご購入は →こちらから

 

 

 

2018年

2月

19日

【YouTube】 オーボエ・ソナタ (Ob. 宮村和宏 Pf. 伊藤康英)

オーボエ・ソナタ (伊藤康英 作曲)  アカデミア・ミュージック/風の音 

→ ご購入はこちらから 

 

「調性有り、引用無し、サン=サーンスやプーランクなどの系譜を継ぐソナタを」と、熱く熱く委嘱の声をかけられたのは、2014年の暮れのことだった。 作曲家にとって「ソナタ」とは、特に室内楽の分野にあって、自身の力量を世に問うものとして重要な意味があった。また楽器奏者たちにとっても大切なレパートリーだ。が、変貌甚だしい現在にあって、ソナタがどれだけ必要とされているのだろうか。今は、軽めの音楽であるとか、映画音楽ふう、劇音楽ふう、はたまたゲーム音楽ふうの、映像を伴う音楽が好まれるきらいがある。

 西洋音楽は、ある一定の時間を音のみで構築する芸術だと思っている。そしてその豊穣な世界は、「ソナタ」無くしては語れまい。 (初演プログラムノートより)

オーボエ・ソナタ解説
OboeSonata分析.pdf
PDFファイル 209.7 KB

2018年

1月

31日

【参考演奏】ちょっと素敵なピアノ伴奏(教育音楽)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

うみ(2017年7月号)

とんび(2017年8月号)


もみじ(2017年9月号)

うさぎ(2017年10月号)


子もり歌(2017年11月号)

越天楽今様(2017年12月号)


スキーの歌(2018年1月号)

春がきた(2018年2月号)


ふるさと(2018年3月号)


2017年

12月

15日

【YouTube】津軽三味線協奏曲 (指揮:伊藤康英 / 独奏:山中信人)

津軽三味線協奏曲(伊藤康英作曲)楽譜

 指揮:伊藤康英

 演奏:フェローシ交響吹奏楽団

 津軽三味線独奏:山中信人

 

 

 

 

2017年

11月

02日

日 タイ修好130周年記念演奏会 11/14(火) 川崎市

日 タイ修好130周年記念コンサート

フェローシ交響吹奏楽団 演奏会

 

日時:2017年11月14日(火)18:30開演(17:30 開場)

会場:川崎市 多摩市民会館大ホール 

   (小田急線「向ヶ丘遊園」5分/JR南武線「登戸」10分)

タイのプロフェッショナル吹奏楽団が初来日!!

伊藤康英の指揮で、吹奏楽とタイの伝統楽器のコラボや、プミポン前国王の作品を披露。津軽三味線協奏曲(伊藤康英作曲/津軽三味線:山中信人)も演奏します。

国際交流基金アジアセンターの助成、タイ王国大使館、タイ国際航空の後援により入場無料

【入場整理券のお申込み方法】

往復はがきに「日タイ修好130周年記念コンサート観覧希望」と、ご住所、お名前、人数を明記の上、下記の宛先までお申し込みください。

FAX または Eメールにても受け付けています。

宛先:〒176-0012 東京都練馬区豊玉北3-6-8 イトーミュージック

FAX: 03-3992-0004 E-mail: toiawase@itomusic.com

 

 

 

2017年

8月

21日

BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」出演 (8/28 夜11:00)

指揮者・藤岡幸夫がナビゲータをつとめる音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」→番組HP

8/28(月)夜11:00~11:30《吹奏楽 第14弾!英国吹奏楽》

作曲家で洗足学園音楽大学教授の伊藤康英を迎え、英国吹奏楽を特集!

藤岡幸夫のイギリス留学時の師匠、ティモシー・レイニッシュの指揮で、

グリーン・タイ ウインド・アンサンブルの演奏会の模様をお届け!

藤岡&レイニッシュの師弟対談も!

 

ゲスト:伊藤康英(作曲家、洗足学園音楽大学教授)

出演:ティモシー・レイニッシュ(指揮者)、洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウインド・アンサンブル

司会: 藤岡幸夫(指揮者)
          繁田美貴(テレビ東京 アナウンサー)

 


2017年

8月

16日

【コンサート】 オペラ「ミスター・シンデレラ」(高木達 台本・伊藤康英 作曲 )

オペラ「ミスター・シンデレラ」室内楽版   全2幕

 

あらすじ

研究者の夫婦、正男と薫は倦怠期にさしかかっている。

ミジンコおたくの正男は、妻が持ち帰った女王蜂の性ホルモンを誤って飲み、潮の満ち引きに合わせて男と女が入れ替わる体になってしまう。

一方、妻の薫は農学部部長の垣内に心を寄せるが、垣内は女になった正男に一目惚れ。 

珍騒動の行方は如何に、そして迎える大団円・・・

 

作品について、詳しくはこちらから

初演プログラムノート(2001年8月)
Mr. Cinderella note.pdf
PDFファイル 332.3 KB

オペラ「ミスター・シンデレラ」メロディーブック 楽譜

8月19日(土)オペラ「ミスター・シンデレラ」 静岡公演

オペラ・ディ・ファミーユ公演

日時:2017年8月19日(土)17:30

会場:静岡AOIホール(静岡県静岡市)

入場料:3,300円(全席自由)

指揮:野間春正

演出:中村敬一

   詳しくは →こちらをご覧ください

 

10月14日(土)・15日(日) オペラ「ミスター・シンデレラ」 新国立劇場

日本オペラ協会公演

日時:2017年10月14日(土)14:00開演/18:30開演 

   2017年10月15日(日)14:00開演/18:30開演

会場:新国立劇場小劇場

指揮:坂本和彦

演出:松本重孝

入場料:S\8,000  A\5,000  B\3,000(税込)

予約・お問合せ:日本オペラ振興会チケットセンター 03-6721-0874

   詳しくは→こちらをご覧ください。

2017年

8月

14日

【YouTube】 オン・ザ・ロード (委嘱新作初演)

オン・ザ・ロード

ナレーター、シンガー、児童合唱、混声合唱、和楽器、吹奏楽のための

オラトリオ、もしくはシアターピース

 

台本:和合亮一  作曲:伊藤康英

 

   【演奏YouTube】画像をクリックしてください。

オン・ザ・ロード 初演

 

日時:2017年8月12日(土)19:30

   伊達市ふる里夏まつり

会場:広瀬川親水公園(福島県伊達市梁川町)

 

音楽監督・指揮:伊藤康英

ナレーター:和合亮一

シンガー:SHIMVA

ピアノ:海老原嗣

児童合唱:伊達市楽友協会児童合唱団(梁川小学校・堰本小学校児童)

混声合唱:伊達市楽友協会合唱団

吹奏楽:伊達市楽友協会ウインドオーケストラ(梁川交響吹奏楽団・アンサンブル奏ほか)

和太鼓:伊達市邦楽アンサンブル(ひろせ梁川太鼓)

   

「オン・ザ・ロード」テキスト
On the Road, text.pdf
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8月1日 合同練習風景

2017年

6月

15日

【吹奏楽】 シャコンヌ (J.S.バッハ / 伊藤康英編曲)

ウィンド・アンサンブルのためのシャコンヌ(2017年版)

 

 1988年に抜粋版を作ってから30年近くたち、ようやく全曲版編曲完成と相成った。

 バッハの「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV 1004」の終曲を飾る「シャコンヌ」は、多くの作曲家を刺戟し、J.ブラームス(1833-97)の(左手のみによる)ピアノ編曲、はたまた斎藤秀雄(1902-74)によるオーケストラ編曲など、さまざまな編曲がある。とりわけ、F.ブゾーニ(1866-1924)によるダイナミックなピアノ編曲は、バッハ作品の再創造として、広くレパートリーとなっている。そう、それこそが「編曲」なのだ。原曲の持ち味からの新たな創造。ならば、吹奏楽ならではの色彩を生かしたものが作れないか、と考えたのがきっかえだった。冒頭部分はトロンボーンのアンサンブルで、と、畏友である渡部謙一氏(現・北海道教育大学)の一言でアイディアがわき、ブゾーニ版を参考にしつつシェーンベルクの音色旋律ふうな処理による細かいオーケストレイションを施した。

 なお、この作品はほぼ黄金分割比で成り立っている。最初の短調部分と続く長調部分の比、そして、その長調部分と最後の短調部分の比、これらが黄金分割に近い。(したがって、長調部分に入る段階でほぼ半分)。1988年版は、各部分をさらにほぼ黄金分割比に従ってカットしたものであった。4小節を単位として数えると全部で34回。原曲は64回。ただし今回の版は「全曲」版ではありながら、分割比を保つために若干のカットを施し、全部で61回とした。

 

A ニ短調 [1]-[31](31回)

 [1]-[19](19回)*

 [20]-[31](12回)

 

B ニ長調 [32]-[49](18回)

 [32]-[42](11回)*

 [43]-[49](7回)

 

A ニ短調 [50]-[61](12回)

 [51]-[57](7回)

 [58]-[61](4回)*

 

 「*」は、1988年とほぼ同一の部分。この部分については、ほぼ、再編曲の手を加えていない。

 ところでこの作品は、原曲のヴァイオリン独奏版などすべての版においてとかく重いテンポで演奏されがちなのだが、そもそもChaconneは舞曲であることを考え、全体に軽めのテンポに設定し、全体のテンポ設計をなるべく単純化した。

 楽器編成としては、1988年版とはほとんど同じであるが、コントラバス・クラリネットを追加した。

 初演は、2017年6月22日、洗足学園前田ホールにおける、洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウインド・アンサンブル(指揮:藤岡幸夫)。

演奏時間 約12分 

楽譜(スコアのみ) ブレーン・オンラインショップ

1988年版はこちらから

6月22日(水)洗足学園音楽大学GWE演奏会

日時:2017年6月22日(木)18時30分開演(18時開場)

会場:洗足学園音楽大学 前田ホール

入場料:一般 1,000

出演者:洗足学園音楽大学グリーン・タイ・ウィンドアンサンブル(企画運営責任者:伊藤康英)

指揮:ティモシー・レイニッシュ(元・王立ノーザン大学教授)

   藤岡幸夫

プログラム:P.A.グレインジャー/民主主義行進の歌

      G.ホルスト(伊藤康英校訂版)/第一組曲
      J.S.バッハ=伊藤康英/シャコンヌ(全曲版新編曲・初演)
      K.ヘスケス/ダンスリーズ
      L.S.アラルコン/ドゥエンデ
      A.ゴーブ/イディッシュダンス
お問合せ:洗足学園音楽大学 TEL 044-856-2713  (平日10:00-17:00)
     Email: ensou@senzoku.ac.jp

2017年

5月

19日

【参考演奏】ちょっと素敵なピアノ伴奏(教育音楽3~6月号)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

おぼろ月夜(2017年3月号)

茶つみ(2017年4月号)

かくれんぼ(2017年6月号)

2017年

5月

16日

【管楽器・新譜】 無伴奏パルティータ BWV1013 通奏低音付/二重奏

無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013 通奏低音付版/二重奏版

J.S. バッハ - 伊藤康英

フルート&ピアノ

フルート2重奏

オーボエ&ピアノ

オーボエ2重奏

クラリネット&ピアノ

クラリネット2重奏

Sax in Es &ピアノ

Sax in Es 2重奏


まえがき 

~伴奏付無伴奏のたのしみ~

 

 無伴奏作品とはいえ、そこには歴とした和声が根底に流れており、それを知らずして演奏はできない。そこで、学生への指導のために伴奏付けを施している。これは学習者に資するところ大であろうと思い、このたびの出版の運びとなった。フルートの無伴奏曲が、通奏低音付の作品に仕上がっており、演奏会でのレパートリーとしても取り上げることができる。

 バッハに伴奏を頼んだらきっとこんなふうに弾いただろうなあと、なるべくバッハのスタイルを踏襲してみたものの、いやそこの和声は違うよとの意見もあろう。そかしそういうふうにして和声感あるれる演奏への興味を持ってもらうことこそが、この本の大きな目的である。

 こうした無伴奏曲では、しばしば、複数の声部が一本の声部の中に流れている。どういうふうに声部が流れているかを解き明かす一助ともなるよう「二重奏版」も作成した。仲間と、あるいは先生と学生とで演奏し、たのしみながら学んでもらいたい。

2017年2月

伊藤康英 

2017年

2月

23日

【YouTube】 息吹 ~独唱と吹奏楽のための交響的カンタータ

海上自衛隊東京音楽隊 委嘱作品

息吹 ~独唱と吹奏楽のための交響的カンタータ

(原詩:和合亮一  構成・作曲:伊藤康英)

演奏:海上自衛隊東京音楽隊

指揮:手塚裕之

独唱:三宅由佳莉

ピアノ:伊藤康英  

2016年8月11日(木・祝)海上自衛隊東京音楽隊 定例演奏会

横浜みなとみらいホール・大ホール

[CD] われら海の子 ~Marine Fantasy~

貝殻のうた / 伊藤康英(詩:和合亮一)

息吹 独唱と吹奏楽のための交響的カンタータ /伊藤康英(原詩:和合亮一)

われら海の子 2015 / 伊藤康英 

ほか

   指揮:隊長2等海佐 手塚裕之

         演奏:海上自衛隊東京音楽隊 /  Vocal:3等海曹 三宅由佳莉

            ブレーン・オンラインショップで購入    アマゾンで購入

2017年

2月

17日

【新譜】オーボエ・ソナタ(宮村和宏氏委嘱) 2月17日初演

オーボエ・ソナタ 

3月10日発売予定  予約注文はこちらから

 

 「調性有り、引用無し、サン=サーンスやプーランクなどの系譜を継ぐソナタを」と、熱く熱く委嘱の声をかけられたのは、2014年の暮れのことだった。

 作曲家にとって「ソナタ」とは、特に室内楽の分野にあって、自身の力量を世に問うものとして重要な意味があった。また楽器奏者たちにとっても大切なレパートリーだ。が、変貌甚だしい現在にあって、ソナタがどれだけ必要とされているのだろうか。今は、軽めの音楽であるとか、映画音楽ふう、劇音楽ふう、はたまたゲーム音楽ふうの、映像を伴う音楽が好まれるきらいがある。

 西洋音楽は、ある一定の時間を音のみで構築する芸術だと思っている。そしてその豊穣な世界は、「ソナタ」無くしては語れまい。 

(初演プログラムノートより)

オーボエ・ソナタ解説
OboeSonata分析.pdf
PDFファイル 209.7 KB

2月17日(金)宮村和宏オーボエリサイタル

日時:2017年2月17日(金)19:00開演(18:30開場)

会場:ヤマハホール

入場料:一般 3,500円(当日 4,000円)

    学生 2,500円(当日 3,000円)

出演者:宮村和宏(オーボエ)

    鈴木優人(ピアノ)、長岡聡季(ヴァイオリン)

    吉田篤(ヴィオラ)、朝吹元(チェロ)

プログラム:W.A.モーツァルト / オーボエ四重奏曲 K.370

                  望月京 / 青い森にて

      伊藤康英 / 委嘱新作初演

      W.A.モーツァルト / グラン・パルティータ K.361(C.F.C.シュヴァンケ編曲)
チケット取扱い:イマジン・チケットセンター Tel:03-3235-3777
                        ドルチェ楽器管楽器アヴェニュー東京 Tel:03-5909-1771 tokyo@dolce.co.jp 

2017年

2月

14日

【ピアノ連弾】 CD『スイーツタイム&超絶連弾』 川口兄弟

スイーツタイム&超絶連弾   3月1日発売  amazonで購入

ピアノ:川口晃祐(兄)・川口智輝(弟)

 

◆川口兄弟のアレンジによる超絶技巧連弾◆
乾杯の歌/チャルダッシュ/クシコスポスト/トルコ行進曲/キューバ序曲 ほか
 ◆伊藤康英:ピアノ連弾セレクション「スイーツタイム」◆ 
チョコレート・ダモーレ/ジェラート・コン・カフェ/バイエル・ラグ/だんだんサンバ/ザ・ジュピター/琉球幻想曲 

 【楽譜】

スイーツ・タイム   

~伊藤康英ピアノ連弾セレクション (音楽之友社刊)  amazonで購入

 

 

2017年

1月

28日

【参考演奏】さくらさくら/ひらいたひらいた(教育音楽1、2月号)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

さくらさくら(2017年1月号)

ひらいたひらいた(2017年2月号)

2016年

11月

22日

【参考演奏】夕焼け小焼け/冬げしき(教育音楽11,12月号)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

夕やけこやけ(2016年11月号)

冬げしき(2016年12月号)

2016年

10月

04日

【吹奏楽】 煌夜(こうや) - 祭の幻想

煌夜(こうや) – 祭の幻想

Festal Ballade for Band

 

演奏:海上自衛隊大湊音楽隊
指揮:石田敬和
2016年9月21日初演(青森県八戸市公会堂)

 

 ご縁あって海上自衛隊大湊音楽隊より委嘱をいただき1986年に作曲したのが、『抒情的「祭」』だった。青森の民謡を素材にした親しみやすい作品を、とのことで、津軽じょんから節、津軽あいや節、ホーハイ節、そして弘前ねぷた祭りを用いて、6分の作品に作り上げた。日本の素材を用いながらも、西洋の作曲技法を使っており、それぞれのメロディーが関連し合って展開される。この旧作が、いまでもさまざまな場面で愛されていることを嬉しく思うと共に、感謝の念に堪えない。

 そしてちょうど30年の時が過ぎた今、同じ素材を使って新たな作品を使ったらどうなるだろうか、と、改めて委嘱をいただき作曲。本年9月1日に完成。

 当時は、提供されたごくわずかな資料をもとに作曲したが、時が流れ、情報が豊富で入手も容易となった。吹奏楽のレベルも全国的に、世界的に向上してきている。そこで、以前より本格的な、そしてある意味「日本的」な作品に仕上がったと思う。用いた素材を少し解説しておく。これらのメロディーがこの順に現れる。

 

 津軽じょんから節曲弾六段。さまざまな流派のものを参考にしつつ再構成した。この中の一段と四段をそのまま用いつつ、独自に作り上げた四つの段が展開する。

津軽あいや節。実際には、あいや節ではなく、津軽三下りのリズムとなっている。この部分では、3年前に作曲した「津軽三味線協奏曲」を一部引用した。

ホーハイ節。高校の音楽教科書(音楽之友社)所収のメロディー・ラインに依った。最近の音楽教科書は、しっかりと原典を探り、比較的正確に採譜されている。

青森ねぶた。この笛は、実際に使われているメロディー・ラインを参考にした。

 

 この4つが大きな柱となっている一方で、大湊ねぶた、八戸三社大祭のメロディーも随所に見え隠れする。青森の夏の夜に、ねぶたは煌めく。冬が厳しいからこその祭りの熱さを感じる。そんな情景を描けたかと思う。

 

 ところで前作の『抒情的「祭」』について少し。これは30年前、東京藝術大学の大学院生だった当時、同じく大学院に在学していたコントラバスの高西康夫さんに紹介されての委嘱だった。高西さんは当時より海上自衛隊などの音楽隊の指導やエキストラ出演などをしていた。

 実際の作曲は、大学院を修了後の第一作となった。9月1日に脱稿した後、10月の初演に立ち会うべく、高西さんと共に東北新幹線から東北本線に乗り継ぎ、さらに野辺地で乗り換えた。遠い道のりを辿って初めて訪れた大湊はすでに秋が深まっていたが、人々はとても温かかった。

 初演を終えて、ふと大学時代の作曲の先生を訪れた際、これは売れるよ、と言ってくれたのが嬉しかった。

 翌1987年にはイリノイ大学吹奏楽団を私が指揮してアメリカ初演を行った。その後、アメリカ空軍バンドなどが演奏、間もなくアメリカのTRN社より出版。私の吹奏楽での事実上のデビュー作となった。

 海上自衛隊の音楽隊は全国に6隊あり、その後ほとんどの土地とのご縁がある。その中でも一番古くからのお付き合いである大湊には他ならぬ親近感を持っている。しかも、この作品は、大湊音楽隊で初めての委嘱作品であることを知り、一層光栄に感じている。

 さて、30年という時代は、さまざまなことを変遷させる。今では東北新幹線も延び、大湊も近くなった。インターネットの発達により、作曲のための各種の資料の入手も容易となった。変わらないと思われるものでもいつしか変わっていく。たとえばねぶた祭りの太鼓のリズム感や速度も、少しずつ変わってきているようですね。そして、委嘱の縁を取り持ってくれた高西康夫さんは、昨年、若くして旅立たれた。そんな時代の移り変わりを噛み締めつつ今回の作曲の筆を進めた。たぶん、どこかで高西さんは微笑んでいてくれるのだろうと思う。そしてきっと、この作品を煌めかせてくれたのだろうと思う。

 縁の深い大湊音楽隊には、そうだなあ、あと30年ほどしたらもう一度新しい作品を書いてみたいものだ、と、そう思っている。その頃にはさらに時代は変わっているのだろうけれど、しかし少なくとも思うことは、30年の後もねぶたを楽しめる平和な世の中であってほしいということだ。

 

2016年

9月

28日

BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」出演 (10/10 夜11:00)

指揮者・藤岡幸夫がナビゲータをつとめる音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」→番組HP

10/10(月)夜11:00~11:30《吹奏楽 第11弾!伊藤康英×洗足学園音大GWE》

 

藤岡幸夫と作曲家・伊藤康英が選んだ『聴いて欲しい吹奏楽の隠れた傑作』を、洗足学園音楽大学グリーン・タイ ウィンド・アンサンブルとの共演でお届けします。 どうぞお楽しみに! 


2016年

9月

20日

【参考演奏】 虫のこえ/ 日のまる (教育音楽9、10月号)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

虫のこえ(2016年9月号)

日のまる(2016年10月号)

2016年

8月

19日

【コンサート】 吹奏楽コンサート 9/21八戸、10/2三芳、11/13沼津

9月21日(水)海上自衛隊大湊音楽隊・委嘱新作初演

海上自衛隊大湊音楽隊「ふれあいコンサート」

日時:2016年9月21日(水)

   18:30開演(18:00開場)

会場:八戸市公会堂 大ホール(青森県八戸市内丸1丁目1ー1) 

出演:海上自衛隊大湊音楽隊

演奏曲:吹奏楽のための抒情的「祭」/伊藤康英
    大湊音楽隊40周年記念委嘱作品/伊藤康英
    映画「魔女の宅急便」より ~海の見える街~/久石 譲
    海の上のピアニスト/E.モリコーネ  ・・・他 

入場方法:入場券が必要  往復ハガキにて応募  9月5日必着 

     詳しくは→こちらをご覧ください。

お問合せ:海上自衛隊大湊地方総監部 総務課広報係

     Tel 0175-24-1111(内線2304)
       土日、祝日を除く午前8時00分~午後4時15分   

10月2日(日)吹奏楽大作戦!2016 (指揮:伊藤康英)

東京佼成ウィンドオーケストラ吹奏楽大作戦!2016 in コピスみよし

日時:2016年10月2日(日)15:00開演 

会場:コピスみよし(埼玉県三芳町文化会館)ホール

出演:東京佼成ウインドオーケストラ (指揮:伊藤康英)

プログラム: 鷲が舞うところ/S.ライニキー
       高度な技術への指標/河辺浩市
       コーラルブルー/真島俊夫
       フェスティーヴォ/V.ネリベル
       ぐるりよざ/伊藤康英
       ほか

※《吹奏楽ワークショップ!》もあります。 

詳しくは→こちらをご覧ください 

お問合せ:コピスみよし TEL:049-259-3211
     (窓口受付時間9:00~21:30 休館日:月曜日)

11月13日(日)ブラスの祭典 in 沼津 (指揮:伊藤康英)

第8回ブラスの祭典 in 沼津 

~伊藤康英が贈るフレッシュなサウンド

日時:2016年11月13日(日)16:00開演 

会場:沼津市民文化センター 大ホール

出演:洗足学園音楽大学 グリーン・タイ・ウィンド・アンサンブル

   洗足学園音楽大学講師陣

   指揮:伊藤康英

プログラム:

   ラプソディ・イン・ブルー/G.ガーシュウィン
   吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」より/伊藤康英
   宝島/和泉宏隆(真島俊夫編)
   ジブリメドレー空編/久石譲(三浦秀秋編)

   三日月の舞/松田彬人(堀川奈美恵)   
    (アニメ「響け!ユーフォニアム」より)   

    ほか

※ 楽器別クリニック同日開催 

お問合せ・ご予約:沼津文化センター TEL:055-932-6111    

2016年

8月

17日

【吹奏楽】ヤイサマ・リムセ -舞踏即興曲

ヤイサマ・リムセ ー舞踏即興曲

 

航空自衛隊北部航空音楽隊(三沢)委嘱作品。
2016年2月作曲。
2016年3月13日初演。

演奏時間:約7分30秒

ブレーン・オンラインショップ

 

 アイヌの民謡を使って、26年前にユーフォニアムと吹奏楽のために、『幻想的変奏曲』という作品を書いた。このたびの委嘱を受け、このときに使ったメロディーをもう一度使ってみようと思い立った。ずいぶんと時が経っているので、自分自身の作曲技法がどのくらい変わったのか興味があったのだ。加えて、日本の北国を管轄する北部航空音楽隊からの依頼、ということもある。北の国からのメロディーを使いたかった。  これまでにも北国のメロディーを素材としていろいろと曲を書いてきた。青森の民謡や、北海道の「ソーラン節」など。しかしここでアイヌ民謡を使うことは、人種の問題などをのりこえて世界のみんなが仲良くするという意味で、大切なことだとも思えた。
 さて、ユーフォニアム作品のときに用いた資料を探してみたのだが、インターネットも発達してきた現在ながら、どうしたわけか見つからない。けれど、そのメロディーをもとに、全く新しい作品を書き始めた。
「ヤイサマ」とは「即興歌」(あるいは愛の歌)の意、「リムセ」とは「輪舞」の意。そこで、舞踏即興曲と題した。
 どんな素材を使ったとしても、私は西洋音楽の作曲技法の中に当てはめる。世界のさまざまな民謡を扱い、民族音楽ふうの相を呈するも、根源にはモティーフを展開させるという西洋音楽の方法を採る。
 そうしてでき上がった今回の作品は、人びとの生き生きとした踊りの躍動感を歌い上げる。また、この美しいメロディーを高らかに平和への希求のモティーフとして歌い上げる。
 そして、さて、26年の時を経て自分の音楽はどのくらい変化したのだろうか。実は、根本的には何も変わっていないことに気がついた。ただ一つ変わったことといえば、人種をこえて、民族をこえて、地域をこえて、国籍をこえて、平和を祈る気持ちがより増してきたこと。ただそれだけである。

(伊藤康英)

2016年

7月

28日

【参考演奏】まきばの朝/われは海の子(教育音楽7、8月号)

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

教育音楽・小学版(音楽之友社)に、毎月1曲、2種類のアレンジを掲載しています。

小学校の現場で使える伴奏の提案ということで、2つめは簡易伴奏アレンジです。

まきばの朝(2016年7月号)

われは海の子(2016年8月号)


2016年

7月

04日

【吹奏楽CD】 われら海の子 (ほか「息吹」、「貝殻のうた」収録)

われら海の子 ~Marine Fantasy~

吹奏楽&ヴォーカル

 

指揮:隊長2等海佐 手塚裕之

演奏:海上自衛隊東京音楽隊

 Vocal:1等海曹 川上良司 [8]

 Vocal:3等海曹 三宅由佳莉 [5]-[8]

 

ブレーン・オンラインショップで購入

 

【収録曲】

1.行進曲「南鳥島の光」/ 酒井 格

2.海の歌 /レイフ・ヴォーン・ウイリアムズ 

3.海の男達の歌 / ロバート W.スミス 

4.吹奏楽のための「群青」 / 福田洋介 

5.額田王の4つの歌 / 井澗昌樹(詩:万葉集)

貝殻のうた / 伊藤康英(詩:和合亮一)

7.息吹 独唱と吹奏楽のための交響的カンタータ / 構成・作曲:伊藤康英(原詩:和合亮一)

8.われら海の子 2015 / 伊藤康英  
 

2016年

6月

09日

【吹奏楽】 息吹 ~吹奏楽のための交響的カンタータ

海上自衛隊東京音楽隊 委嘱作品

息吹 ~独唱と吹奏楽のための交響的カンタータ

(原詩:和合亮一  構成・作曲:伊藤康英)

 

7月  9日(土)陸・海・空自衛隊合同コンサート

       リンクステーションホール青森 (初演)

8月11日(木・祝)海上自衛隊東京音楽隊 定例演奏会

         横浜みなとみらいホール・大ホール

         ※入場方法:座席指定券が必要   ハガキ応募 6月24日必着 

          くわしくは→こちらをご覧ください。

演奏:海上自衛隊東京音楽隊

指揮:手塚裕之

独唱:三宅由佳莉 

 

【CD】われら海の子/海上自衛隊東京音楽隊 7月15日発売予定

2016年

6月

05日

伊達市歌 (和合亮一 作詩 ・ 伊藤康英 作曲)

CD「伊達市歌」

 

独唱(牧野正人/オーケストラ伴奏)

インストゥルメンタル(オーケストラ・吹奏楽・ピアノ)

みらいへ!あしたへ!~伊達市歌による行進曲(吹奏楽)

合唱(混声四部・混声三部・女声二部)

 

CD・楽譜についてのお問合せ

tel: 024-577-3245   伊達市教育部 教育総務課

インストゥルメンタル(吹奏楽)YouTube

みらいへ!あしたへ!~伊達市歌による行進曲(吹奏楽)YouTube

 

 演奏:洗足学園音楽大学グリーン・タイ・ウィンドアンサンブル(指揮:伊藤康英)

2016年

6月

01日

【参考演奏】 ちょっと素敵なピアノ伴奏 4~6月号

《ちょっと素敵なピアノ伴奏 共通歌唱教材をもっと楽しく》

音楽教育 小学版(音楽之友社)に連載中!

 

かたつむり(2016年6月号)

春の小川(2016年5月号)


ふじ山(2016年4月号)


2016年

4月

20日

【新刊楽譜】 ピアノ連弾曲集 ”スイーツタイム”

スイーツ・タイム   

伊藤康英ピアノ連弾セレクション (音楽之友社刊)

 

  • 【定価】 1,620 円 ( 本体1,500 円)
  • 【判型・頁数】 菊倍判・48頁
  • 【発行年月】 2016年4月   近日発売 アマゾンで購入

《チョコレート・ダモーレ》《ジェラート・コン・カフェ》はフルート版も有名で、どちらも三拍子の甘くて可愛らしい曲。

《バイエル・ラグ》は『バイエルピアノ教則本』の第88番、第73番を楽しいラグタイム風に。

《だんだんサンバ》では、音階を使った陽気なサンバの中に、ビゼー作曲《カルメン》の〈ハバネラ〉が顔を出す。

《ザ・ジュピター》はホルスト作曲《木星》がお洒落でかっこいいアレンジに大変身。

《琉球幻想曲》は沖縄民謡「安里屋ユンタ」を用いた上級向け連弾曲。

■チョコレート・ダモーレ

■ザ・ジュピター


■琉球幻想曲


2016年

3月

25日

【新刊楽譜】 ユーフォニアム曲集 / バリ・チューバ・アンサンブル

ふたりのユーフォニアム ~ユーフォニアムとピアノのための作品集

 

《ユーフォニアム・パフェ》でおなじみの、〈チョコレート・ダモーレ〉と〈ジェラート・コン・カフェ〉、そして、ホルストの「ジュピター」のメロディーをもとにした〈木星のファンタジー〉、この3曲のユーフォニアム二重奏版です。

低音楽器(ユーフォニアム、トロンボーン、テューバ)四重奏のための3つの民謡

 

ホルスト作曲の《第2組曲》では、さまざまな民謡が用いられている。それらの民謡をホルストは、別の機会に無伴奏合唱に編曲している。その民謡集から編曲したのがこの曲集である。

ユーフォニアム4、あるいはユーフォニアム3とテューバ1、ユーフォアニム2とテューバ2、あるいはトロンボーン4など、さまざまな形態で演奏可能。

3月28日(月)『伊藤康英と愉快な仲間たち』(文京シビック・小ホール)にて初演予定!

 

2016年

3月

14日

【吹奏楽・新譜】 バンドのためのトッカータ

バンドのためのトッカータ    

  

演奏時間:5分30秒

楽器編成:Flute 1&2(2nd also Piccolo), Oboe(Option), Bassoon(Option),

              Bb Clarinet 1, Bb Clarinet 2, Bb Bass Clarinet,

              Eb Alto Saxophone, Bb Tenor Saxophone, Eb Baritone Saxophone,

              F Horn 1&2, Bb Trumpet 1&2, Trombone 1&2,
              Euphonium, Tuba, String Bass(Option),
            Percussion 1(Timpani,Suspended Cymbal,2 Tom-tom drums)
              Percussion 2(Glockenspiel,Xylophone,Snare Drum,Tom-tom drum)

              ※小編成用に最小18人から演奏できるように工夫されています。

 楽譜・CD 4月中旬発売(ロケットミュージック)  楽譜   CD  

    つい最近、フランク・エリクソン作曲の「バンドのためのトッカータ」のフル・スコアが手に入った。中学当時、一つ上の先輩が吹奏楽部を作って活動をはじめ、その最初のころに演奏した曲だ。ごく単純なシンコペーションですらもリズムがとれず、苦労してリハーサルしていたことを思い出す。 

  ピアノ曲には初心者向きにも優れた教材がたくさんある。シューマンの「子供のためのアルバム」なんぞは、一見易しく、子供向きに見えるが、内容はかなり高度なものも含んだ素晴らしい曲集である。ブルクミュラーとても、なかなか気が利いた教材であり、古くから愛好されている。 一方、吹奏楽には優れた教材が少ないように思う。(だからぼくは吹奏楽の作曲を始めたのだが)。 

  そんな中、往時は、アメリカの優れた教材をこぞって演奏したものだった。演奏したことがある曲で、個人的に気に入っていたのは、マクベスの「モザイク」と、エリクソンの「バンドのためのトッカータ」。なかなかよくできた曲である。しかし残念ながらこれらの作品はコンクールで取り上げられているのを見たことはないのだが。 ところで、エリクソン著の「バンドのための編曲法」は、ぼくが30歳くらいの頃に翻訳して出版した。なにかとエリクソンとは縁があったのだろうか。そして今、手に入れたばかりの「バンドのためのトッカータ」のスコアを懐かしく眺めている。シンプルながらやはりよくできている。 

  さて、今の子供たちへの好個な教材になるようにと願って、あえて同じ題名を借りて作品を書いた。ピアノの世界で言ったら、ブルクミュラー程度の作品だと思う。しかしこの中に、動機の展開、各種の旋法、転調の面白さといった作曲技法のちょっとした楽しみやら、リズムのエチュード、ハーモニーのエチュード、それからメロディーを美しく歌うエチュード、など、様々な要素を織り込んでみた。 

  コンクールで取り上げるかどうかはさておき、ちょっと懐かしいサウンドがするこの作品を、是非一度、教材として扱っていただければ、この上ない喜びである。 (伊藤康英)

 

2016年

3月

12日

【コンサート】 客演指揮「ぐるりよざ」・ 抒情的「祭」 4/9 京都

吹奏楽団ハイブリッド 第38回定期演奏会

日時:2016年4月9日(土)18:30開演(18:00開場)

会場:長岡京記念文化会館大ホール(阪急長岡天神駅/JR長岡京駅)

入場料:500円

プログラム:第3部ゲストステージ

      吹奏楽のための抒情的「祭」

                  吹奏楽のための交響詩「ゴー・フォー・ブローク」

      吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」

      ほか

お問合せ:hybrid@kf6.so-net.ne.jp

 

2016年

3月

03日

【新連載】 ちょっと素敵なピアノ伴奏 (教育音楽・小学版)

「ちょっと素敵なピアノ伴奏  ~歌唱共通教材をもっと楽しく」

『教育音楽・小学版』(音楽之友社)4月号からスタート!

 

小学校の歌唱共通教材24曲について、昔ながらのオーソドックスな伴奏とは違う ちょっとおしゃれな伴奏で弾いてみよう、というのがテーマ です。

”しゃれているけど難しくない” そんな難易度の伴奏を毎月掲載していきます。

 

この連載は、昨年行われた全日音研全国大会(静岡大会)での記念講演がきっかけとなっています。ということで、初回は静岡にちなんで『ふじ山』。

4月号は初回特別バージョンとして、伴奏譜の他、作曲の基本、和声のイロハも直伝。

3月18日発売予定です。どうぞお楽しみに!

 ★教育音楽・編集部 facebook もご覧ください。  

2016年

2月

15日

【公開講座】 ぐるぐるピアノ講座 (大垣、四日市)

伊藤康英の「ぐるぐるピアノ講座」~連弾をもっと楽しもう!

「ぐるぐるピアノ」は、1本指から楽しめる、連弾のアイディアいっぱいの曲集です。1台のピアノでたくさんの人といっしょに弾いて楽しむことができます。

ぐるぐるピアノ が初めて、という方にもわかりやすく説明していきます。

また、楽譜はもっているんだけど使い方がわからない、という方も、百聞は一見に如かず、是非ご参加いただき体験してください。作曲家ならではのユニークなトークや演奏が満載の講座です。

 

■5月16日(月)10:00 ~ 12:00

 松栄楽器本店 5F SHO-EI ホール(大垣市旭町)

 お問合せ・お申込み TEL:0584-81-6211

 

■5月17日(火)10:30 ~ 12:30 

 第一楽器 四日市店 3F ミュージックサロン パレア(四日市市安島)

 お問合せ・お申込み TEL:059-353-7361